竹中良

竹中 良

竹中 良（たけなか りょう）は、1985年5月22日に日本の熊本県菊池郡大津町で生まれた元プロボクサーです。アマチュアボクシングを経てプロへ転向し、OPBF東洋太平洋フェザー級王者として活躍しました。

経歴

竹中良氏は、九州学院高校、そして明治大学へと進学し、学生時代からボクシングに打ち込みました。アマチュアボクシングでは顕著な実績を残しており、特に2007年度の国民体育大会では成年の部フェザー級で優勝という輝かしい成績を収めています。アマチュアでの通算戦績は90戦73勝（28RSC）17敗という高い勝率を誇りました。

プロ転向後は、当初は古口ジムに所属しデビュー戦を飾りましたが、その後、笛木亮との試合を境に三迫ジムへと移籍し、キャリアの大半を三迫ジムで過ごしました。

プロ戦績とタイトル

プロキャリアにおいては、通算25戦を戦い、18勝（11KO）6敗1分という戦績を残しています。KO率も高く、ハードパンチャーとしての側面も持ち合わせていました。

竹中氏のプロでの最大の功績は、第46代OPBF東洋太平洋フェザー級王座を獲得したことです。この王座を3度にわたり防衛しましたが、最終的には王座を明け渡す結果となりました。

特筆すべき試合と活動

プロキャリアにおける特筆すべき試合としては、初めてタイトルに挑戦した天笠尚との一戦が挙げられます。この試合では、最終ラウンドに入るまでポイントで優位に立っていたものの、劇的な逆転TKO負けを喫するという、ボクシングの厳しさを象徴するような試合となりました。

また、リング上での活動だけでなく、プロボクサーの小原佳太が実施したロサンゼルスでのトレーニングキャンプに帯同するなど、他の選手の活動をサポートする側面もありました。

引退

2019年8月8日、自身のブログを通じて現役からの引退を正式に表明しました。

竹中 良氏は、アマチュアでの国体優勝からプロでの東洋太平洋王座獲得、そして数々の激闘を経て、そのキャリアに幕を下ろしました。熊本県出身のボクサーとして、日本のボクシング界に足跡を残した一人です。

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