竹内葵

竹内 葵

竹内 葵（たけうち あおい、12月28日生まれ、東京都出身）は、小説家、アニメおよび漫画の原作者、音楽家といった肩書を持つ日本の多才なクリエイターです。本名は折田 哲郎（おりた てつろう）であり、音楽活動を行う際には久藤 司（くどう つかさ）の名義を使用することもあります。現在は株式会社コズミックレイおよび株式会社ヴギィ’ズ・プロジェクトの代表取締役を務めています。

経歴と活動の始まり

大東文化大学外国語学部を卒業後、竹内氏は業界紙記者や音楽雑誌編集者、フリーライターといったメディア関連の仕事に携わりました。その後、音楽プロモーターやアニメ・音楽プロデューサーとしての経験を積み、現在の活動に至ります。クリエイターとしての本格的なキャリアは、1996年1月に「電脳戦隊ヴギィ'ズ★エンジェル」の原作者として始まったと言えるでしょう。さらに、1998年7月には同シリーズの第3話でアニメ監督デビューも果たし、その活動範囲を広げました。

主な作品と活動分野

竹内氏の活動は多岐にわたります。

作家活動

小説家としては、『ふしぎ工房症候群』や『クリスタルチェリー 愛する君へ』といった作品を出版しています。また、漫画原作も数多く手掛けており、代表的なものとしては自身が原作を務めた『電脳戦隊ヴギィ'ズ★エンジェル』（作画：曽我篤士）シリーズ（竹書房コミックガンマ、学習研究社月刊コミックNORA連載）や、漁場直太原案・奥野浩行作画による『2ND―セカンド―』（メディアワークス月刊電撃コミックガオ!連載）などがあります。

映像・音声作品への関与

竹内氏の作品は、活字メディアを超えて様々なメディアミックス展開がなされています。自身が原作を務めた『電脳戦隊ヴギィ'ズ★エンジェル』シリーズや『プリンセス・ルージュ』はOVA化され、制作に関わっています。また、これらの作品群はドラマCDとしても展開されており、竹内氏は原作や脚本を担当しています。さらに、『ふしぎ工房症候群』シリーズもドラマCD化され、同様に原作・脚本を手掛けました。『高速エイジ』、『あほもシリーズ｢もっそれ｣』、『戦う！セバスチャン』シリーズ、『トレイン☆トレイン』、『プリンセス・プリンセス』など、他のドラマCD作品では演出家として音響制作に携わるなど、その手腕を発揮しています。DJ CDの企画・制作にも関わっており、『電脳戦隊ヴギィ'ズ★エンジェル 天使になりたい!!』や『電脳倶楽部FF!!』といったCDをリリースしています。実写映像分野にも関与しており、『温泉タマゴ～湯けむり奇談～』では殺し屋役として出演するとともにプロデューサーを務め、『斎賀みつきAtmosphere Live』では監督を担当。『水野愛日LIVE! GIRLYCHIC』ではラインプロデューサーを務めるなど、制作の様々な側面で活動しています。

音楽活動

音楽家としては、久藤司または竹内葵名義で活動しており、エンジェルボーイズ、Crescendo Lily、竹内葵BAND、BLACKといったバンドでの活動経験があります。「電脳戦隊ヴギィ'ズ★エンジェル」関連の楽曲を中心に多数の作曲を手掛けており、「POPCORN TOWN」（歌：エンジェルス）、「ときめきRevolution」（歌：菊池志穂）、「がんばれ！男の子」（歌：ちぇりっしゅ♡もんきぃ 菊池志穂と丹下桜）、「涙の5秒前」（歌：丹下桜）、「夢見るLista de Nozze」（歌：スマイルキッチン）、「SOMEDAY」（歌：竹内葵）などが代表的な楽曲です。また、音楽プロデューサーとしても精力的に活動しており、生天目仁美と伊藤静への楽曲提供およびプロデュース（「恋はDo it!Do!」「恋愛ジャングル」）や、若菜ようこ（「ふわふわのオマジナイ」）、姫乃麻衣（「FARAWAY」）、スマイルキッチン（「スマキチR&R」）、落合祐里香（「Clover Love」）、でちことっ（「CLAP」）といったアーティストのプロデュースを行っています。声優ユニットのプロデュースも手掛けており、ちぇりっしゅ♡もんきぃ、スマイルキッチン、クリスタルチェリーズといったユニットの結成や楽曲制作に関与しました。菅原祥子へも「Buena Suerte!」「しあわせなじ・か・ん」といった楽曲を提供しています。

ラジオパーソナリティ

ラジオ番組にも出演しており、「電脳戦隊ヴギィ'ズ★エンジェル」関連の番組である「電脳戦隊ヴギィ'ズ★エンジェル 天使になりたい!!」、「電脳戦隊ヴギィ'ズ★エンジェルV」、「電脳倶楽部FF!!」でパーソナリティを務めました。

竹内葵氏は、コズミックレイおよびヴギィ’ズ・プロジェクトの代表として、今後も様々なエンターテインメント分野での活躍が期待されています。自身の活動に関する情報は、コズミックレイの企業サイトやアーティストページ、本人ウェブサイト、そしてX（旧Twitter）アカウントなどを通じて発信されています。

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