竹内譲

竹内 譲 (たけうち ゆずる)の経歴と政策

竹内譲は1958年6月25日、京都府京都市に生まれた日本の政治家で、公明党に所属する衆議院議員として6期を務めている。これまでに、京都市会議員を2期、また公明党の様々な役職を歴任しており、政治の舞台から多岐にわたる貢献をしてきた。具体的には、政務調査会長、拉致問題対策委員長、財務大臣政務官、厚生労働副大臣、衆議院経済産業委員長など、多様な役割で国政に携わっている。

学歴と初期キャリア

竹内は洛星中学校・高等学校を卒業後、京都大学法学部に進学し、行政法を専攻した。大学4年次には日本興業銀行から内定を得るものの、1年留年した結果、国家公務員採用第1種試験にも合格するが、最終的に三和銀行（現在の三菱UFJ銀行）に入行した。これが彼の公務員としての出発点となった。

政治の道へ

竹内の政治活動は1993年、第40回衆議院議員総選挙に公明党公認で旧京都1区から立候補したことに始まる。この選挙で得票数4位で初当選を果たしたが、翌年の公明党の解党と公明新党への合流, さらに新進党への参加を経て、さまざまな選挙での戦いが続いた。1996年の選挙では自由民主党や日本共産党の候補に敗れ、落選した。

1998年には、無所属で参議院選挙に立候補した福山哲郎を支持。その後、1999年に京都市議会議員選挙で当選し、2003年には再選を遂げた。政治の舞台でのキャリアを築く中で、2005年には衆院選に公明党から立候補したが次点で落選。しかし、2009年の衆院選で再び当選を果たし、国政復帰を果たす。

継続的な政治活動

2012年には第46回[[衆議院議員総選挙]]で3選を達成し、その後、内閣で財務大臣政務官に任命される。2014年には4選を果たし、特に2015年には厚生労働副大臣として国の福祉政策に関与するなど、多くの重要な役職を担うこととなった。2016年には衆議院総務委員長に就任しており、2017年、2019年の選挙でも比例近畿ブロックからの立候補により5選、6選を達成している。2022年には衆議院経済産業委員長に就任し、政務調査会長職からは退任した。

政策と主張

竹内譲は、いくつかの重要な政策を支持しており、特に日本国憲法の改正や集団的自衛権の行使を禁じる現行法に対しては反対の立場を取っている。また、日本の核武装については「将来にわたって検討すべきでない」という見解を持っており、選択的夫婦別姓制度の導入や女性宮家の創設にも賛成の立場を示すなど、時代の変化に応じた進歩的な考え方を持つ。

さらに、環太平洋パートナーシップ協定（TPP）への参加や、原子力規制委員会の新基準を満たした原発の再稼働にも賛成しており、教育や経済に関する政策にも力を入れている。これからも竹内は、政治家として日本の未来に貢献していくことが期待されている。

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