竹原市立竹原中学校

竹原市立竹原中学校

竹原市立竹原中学校（たけはらしりつたけはらちゅうがっこう）は、広島県竹原市の中心部よりやや北寄りに位置する公立中学校です。市内を流れる賀茂川にほど近い閑静な地域に校舎を構えています。

学校概要

本校は竹原市内において最も規模が大きく、広島県南部でも第二位の規模を誇る中学校です。過去には現在よりも多くの生徒が在籍しており、例えば1985年頃には各学年360名程度、全体で9クラス編成という規模でした。その後、生徒数は減少傾向にあり、近年はおおむね1学年150名前後、全体で3クラスから4クラスで構成されています（平成23年時点では生徒数461名、15クラス）。竹原市立竹原小学校、竹原市立竹原西小学校、竹原市立大乗小学校、竹原市立中通小学校といった市内の主要な小学校区に加え、一部の近隣地域から生徒が進学しています。

教育方針

本校では、「求真」「心・知・体 合一」を校訓として掲げています。これは、真理を探究する姿勢を育むとともに、精神（心）、知識（知）、身体（体）の調和の取れた成長を目指す教育理念を表しています。

施設

校舎は主に本館と新館の二棟から構成されており、授業や日常活動の中心となっています。これに加え、体育館、プール、武道場（柔道場・剣道場）といった充実した運動施設を備えています。これらの施設は学校の教育活動だけでなく、広島県南部地区や豊田竹原地区で開催される中学校の部活動大会会場としても頻繁に利用されており、地域の教育振興にも貢献しています。また、近年は市街地の活性化を目指した地域密着型の行事にも積極的に参加・協力しています。

沿革

本校の歴史は戦後間もない1947年4月1日に遡ります。この日、竹原中学校と下野中学校が、それぞれの小学校校舎を間借りする形で設立されました。翌1948年5月1日には学校再編成により、組合立竹原中学校と改称。1949年4月1日には竹原高等女学院の跡地へと移転しました。その後、行政区域の変遷に伴い、1952年4月1日には竹原町と下野村の合併により竹原町立竹原中学校、1958年11月1日には市制施行により現在の竹原市立竹原中学校へと改称されました。この間、1958年4月1日には大乗中学校を統合しています。現在の校地である下野町成井への移転は1973年10月16日に行われました。その後も施設の整備が進められ、1974年10月10日に体育館、1976年9月3日にプールが完成。1984年2月28日には増築校舎（新館）が完成し、施設の拡充が図られました。1987年7月1日にはエレベーターが設置されるなど、バリアフリーにも配慮が進みました。さらに、1999年8月27日には体育館アリーナの改装とカウンセリングルームの設置、2009年5月1日にはプールの修繕工事、2011年3月1日には本館の耐震化工事および改修が完了し、施設の安全性と機能性が向上しています。

部活動

本校の部活動は非常に活発で、特に武道系の部は輝かしい実績を残しています。剣道部は中学校全国大会や中国大会への出場経験があります。柔道（相撲）部も同様に全国大会や中国大会に出場しており、2009年度の全国大会では個人で日本一に輝く選手を輩出しました。文化部では吹奏楽部が広島県大会への出場を果たしています。

交通アクセス

本校へのアクセスは、JR呉線竹原駅より徒歩でおよそ15分です。車の場合は、国道185号から新本渡橋西詰の交差点を北に入り、突き当たりにある橋の交差点を左折すると学校が見えてきます。近隣には浄水場があります。

著名な出身者

プロ野球審判員として活躍する山路哲生氏などが本校の卒業生として知られています。

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