竹山晴友

竹山晴友について

竹山晴友（たけやま はるとも）は、1958年7月28日に生まれた日本の空手家であり、元キックボクサーです。彼は鹿児島県奄美大島出身で、極真会館の出身者として名を馳せています。現在は「龍魂会 竹山道場」の館長として活動しています。

来歴

極真空手の修行

竹山は20歳の時に上京し、極真会館総本部の内弟子として修行を開始しました。彼のキャリアのスタートは1980年にさかのぼり、この年の第12回オープントーナメント全日本空手道選手権大会において茶帯で初出場しました。その結果、見事7位に入賞、以後もその成績を次第に向上させていきます。1981年には第13回全日本選手権で7位、1982年には5位、そして1983年には3位と、着実に順位を上げていきました。

1984年には第3回オープントーナメント全世界空手道選手権大会に出場し、優勝候補として注目を集めていた南アフリカのケニー・ウーテンボガード選手との試合を経験しました。身長197センチ、体重98キロという巨漢の選手との熱戦でしたが、延長戦の末に惜しくも敗れました。しかし、当年の秋には第16回全日本空手道選手権で決勝に進出し、黒澤浩樹選手と対戦、またもや延長戦に持ち込まれたものの、準優勝となり、フルコンタクト空手での試合を終えることとなりました。

キックボクシングへの転向

空手を辞めた後、竹山はキックボクシングに興味を持ち、同じく極真会館を退館後にキックボクサーとなった大沢昇に師事しました。そこで彼はキックボクシングの技術を学びつつ、「ムエタイと闘いたい」との熱い思いを抱きながら1986年にプロデビュー。驚異的なスタートを切り、デビュー戦から13連続KO勝ちを達成、MA日本キックボクシング連盟のウェルター級新人王を見事に手に入れました。さらに、ミドル級チャンピオンの称号も獲得し、あらゆる舞台で活躍しました。

特にタイへの遠征では、ノップディ選手に判定で敗れたものの、名だたるムエタイのチャンピオン達と対戦し、多くの試合で勝利を収めました。しかし、1989年にキックボクシングから引退し、新たな生活を始めることになります。

現在の活動

引退後は神奈川県で結婚生活を送りつつ、東京都新小岩にて竹山道場を運営していました。しかし、彼自身の体調不良や指導員不足から、道場は長期にわたり休止状態となりました。その後、彼は杉並区阿佐ヶ谷で「龍魂会 竹山道場」として活動を再開し、再び指導者としての役割を果たしています。これからの彼のさらなる活躍が期待されます。

まとめ

竹山晴友の格闘技の道は多岐にわたります。彼の空手とキックボクシングでの成績、特に人間風車と称された彼の豪快な戦い方は多くの人々に記憶されています。現在も格闘技の指導を通じて後進の育成に尽力し、その経験を基に新たなスター選手を輩出したいとの願いを持っています。

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