笑い飯のおもしろテレビ

笑い飯のおもしろテレビ：詳細解説

『笑い飯のおもしろテレビ』（通称：おもテレ）は、2013年5月7日から2016年3月29日まで、毎週火曜22:00～22:54にサンテレビジョンで放送されていたバラエティ番組です。前番組『笑い飯・千鳥の舌舌舌舌』をリニューアルしたもので、笑い飯をメインに据え、若手からベテランまで幅広い芸人たちが活躍しました。

番組構成

番組は大きく分けて、公開収録での企画と、明石家のんきを起用したVTR企画の2部構成でした。公開収録は毎月第3水曜日に4本、2部構成で観覧者を入れ替えて行われていました。

収録場所は当初、『舌舌舌舌』と同様に神戸・新長田のArtTheater dB Kobeでしたが、2015年5月からはよしもと漫才劇場に移転。それに伴い、VTR企画のロケ地も新長田からなんば・日本橋周辺に変更されました。また、放送回数が月5回の場合には、笑い飯と芸人たちがオールロケで挑む特別企画が放送されることもありました。

主要出演者

笑い飯: 西田幸治、哲夫（西田は2013年9月の一部収録を体調不良で欠席）
明石家のんき: VTR企画限定出演

主な企画

ArtTheater dB Kobe、およびよしもと漫才劇場での公開収録で複数回行われた主な企画を紹介します。

1. おもテレ！テーマトーク（旧：よしもと101周年記念特別企画！おもテレ！テーマトーク）
オープニングコーナー。ゲスト芸人たちが、スタッフが用意したテーマについてトークを展開します。

2. おごそかトーク（旧：おごそか大喜利）
『舌舌舌舌』から続く人気企画「おごそか大喜利」のトーク版。芸人たちがオチの台詞を書き込んだフリップを滑車で上げ、9つの語尾パネルから1つを選び、滑車の速度（速く・普通・遅く、後に「超高速」「超遅い」も追加）を調整。その後、トークを展開し、オチに合わせて『古畑任三郎』のテーマ曲が流れ、ピンスポットがオチの台詞に当たります。一度だけ、フリップが上から下がる逆スクロール版も試されましたが、操作の難しさから正規スクロールに戻されました。

3. 未来型トーク
収録場所変更に伴いリニューアルされた「おごそかトーク」。芸人たちはオチの台詞と「未来型の出方」（シャイニング、クリスタル、ブラックホール、サンダー、シュナイダー、ブリザード、紅桜、クエイク、DEATHの9種類）を選び、トークを披露。オチに合わせて『バック・トゥ・ザ・フューチャー』のテーマ曲が流れ、オチの台詞は後ろのモニターに表示されます。

4. いいライントロドン！
『舌舌舌舌』から続く企画。お題に対して、正解ではなく「いいライン」の解答を競います。矢野勝也や馬と魚をフィーチャーしたバージョンも放送されました。

5. おもテレネタバトル！！
若手芸人によるネタバトル。審査員（西田とゲスト芸人2名）へのアピールタイム後、審査員が期待点をつけ、ネタ披露。最下位には、初期はネガティブなテロップ、後にジャマな効果音が適用されました。

6. 小言ドン！
芸人がネタなどを披露し、審査員（西田とゲスト芸人4名）が早押しボタンで小言を言う。芸人は小言を元に修正し、制限時間内に小言がなくなれば終了です。

スタッフ

番組の構成作家、カメラマン、音声、SE、編集、MA、CG、照明、美術、メイク、舞台監督、VTR、進行、協力会社、AD、ディレクター、プロデューサーなど、多数のスタッフが番組制作に携わっていました。

エンディングテーマ

番組のエンディングテーマは、放送期間中に数回変更されました。ALLY & DIAZ、fumika、スガシカオ、B'zといったアーティストの楽曲が使用されました。

『笑い飯のおもしろテレビ』は、笑い飯を中心に多くの芸人たちの個性が光る、バラエティ豊かな番組でした。公開収録とVTR企画のバランス、そして進化し続ける企画の数々は、多くの視聴者に笑いと感動を与え続けたと言えるでしょう。

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