笑顔のまんま

シングル「笑顔のまんま」について

「笑顔のまんま」は、BEGINの35枚目のシングルであり、サブ名義として「BEGIN with アホナスターズ」で2009年1月7日にリリースされました。この曲は、フジテレビの『FNS27時間テレビ!! みんな笑顔のひょうきん夢列島!!』という特別番組の中で、明石家さんまが企画したエンディングテーマとして生まれた作品です。

制作の背景

番組内の深夜コーナー「さんま・中居の今夜も眠れない」での出来事がきっかけで、この曲の制作がスタートしました。明石家さんまが、BEGINに持ち歌を提供してもらうつもりだったところ、冗談半分で新曲のリクエストをしました。これを受けて、BEGINは驚きながらも「作れる気がした」と即座に快諾し、15時間という短い時間で楽曲作りを行いました。その後、音合わせやリハーサルも行わず、グランドフィナーレの際に一発撮りで披露されたのです。

タイトルはギターの島袋により提案され、そのまま採用されることとなりました。曲が発表されるや否や、多くの視聴者の反響を呼び、2009年8月からは音源の配信が開始され、その後CD化も実現しました。

曲の構成と演奏

「笑顔のまんま」の歌詞は元々1番のみでしたが、CD販売に際し新たに2番が追加制作されました。この楽曲には、BEGINのメンバーだけでなく、間寛平、村上ショージ、ジミー大西、雨上がり決死隊、ガレッジセール、タカアンドトシら、さんまと縁のあるアーティストたちがコーラスとして参加しています。

タイアップと発表イベント

本楽曲は、ジョージアのCMソングとしても使用され、関西テレビの「さんまのまんま」や、フジテレビの「FNS27時間テレビ」のエンディングテーマでもありました。その発売日には、まんまちゃんというキャラクターがタワーレコード渋谷店に登場し、ファンとの交流イベントも行われました。購入者には握手や記念撮影の特典があり、特に盛り上がる体験となったことが伺えます。

後の影響とコラボレーション

「笑顔のまんま」の人気は衰えることなく、2011年12月7日にはFNS歌謡祭で、BEGINと明石家さんま、SMAPとのコラボレーションが実現しました。また、その9年半後には、2021年7月14日のFNS歌謡祭 夏で、BEGINとさんま、Snow Man|Snow_Manが再び共演を果たしました。このように「笑顔のまんま」は、様々な場面で多くのアーティストに受け継がれ、歌い継がれています。

その他のパフォーマンス

作品のリリース後も何度もテレビやコンサートで演奏されています。2009年にはつるの剛士との共演版や、テレビ朝日での特別バージョンなどが実現し、幅広い支持を受けました。2020年には新型コロナウイルスの影響を受けた学生たちに向けた特別番組での歌唱企画も行われ、時代を超えて多くの人々の心に響いています。

まとめ

「笑顔のまんま」は、BEGINの多彩な表現力と、明石家さんまの独特なセンスが融合した、色とりどりのコラボレーションをのぞかせる楽曲です。その誕生から現在に至るまでの道のりは、多くの人に感動と笑顔をもたらし続けていることが、この曲の魅力の一つと言えるでしょう。

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