村上ショージ

村上ショージ - 日本のコメディアン

村上ショージ（むらかみ ショージ）は、1955年5月28日生まれの日本のお笑いタレントで、本名は村上 昭二（むらかみ しょうじ）。愛媛県今治市出身で、吉本興業東京に所属しています。彼は滑り芸で知られ、時折『村上ジョージ』と誤記されることがありますが、この名前は一時的に使用していたことがあるため、混同されることも多いです。

幼少期と経歴

ショージは、瀬戸内海に浮かぶ伊予大島にて生まれました。彼の名前は「昭和の時代に生まれ、常に二番手を走れ」という意図が込められていると言われていますが、彼自身は後にその由来をネタにすることもありました。幼少期に母を亡くし、父も病を抱えていたため、厳しい環境で育ちました。中学卒業後は広島県に移り、溶接工として働きながら定時制高校に通いました。お笑いの道に進む決意を固めたのは、1976年のこと。明石家さんまの出演する『ヤングおー!おー!』を見て、自身もこの世界で生きたいと強く思ったそうです。

1977年には吉本興業に応募し、大阪に渡ります。面接で溶接技術をアピールしたことから、最初の仕事は劇場の手すりの溶接でした。その後、滝あきらに弟子入りし、『パッパラパーズ』として全国ネットのテレビでも活躍するようになります。彼は漫才コンビ「NGⅡ」としても名を馳せ、1980年代后半には「オレたちひょうきん族」にレギュラー出演するなど、一気に人気を博します。

ギャグと芸風

村上ショージは、滑り芸の第一人者とも言われています。そのスタイルは、自らのギャグがうまくいかないことを逆に活かすもので、観客からの失笑を笑いに変える手法を巧みに行います。彼の代表的なギャグには「ドゥーン」といった、直感的で身体を使ったパフォーマンスがあり、国民的人気を誇ります。また、彼の芸風は多彩で、ダジャレを交えたネタや、一発芸も豊富に披露しています。

特に「何を言う〜!早見優〜!」というギャグは、その瞬間に本物の早見優が登場した際には、観客の失笑を誘う形で人気ギャグとなりました。

明石家さんまとの関係

近年、彼は明石家さんまの相方的存在として、多くの番組で共演しています。さんまとの関係は深く、彼の個人事務所にも籍を置いており、共に年末年始を過ごすこともあります。ショージは時折、さんまに厳しいツッコミを入れることもあり、親しみを込めた「兄さん」として接することもあれば、気心の知れた友人として更なる親しみを見せる場面もあります。

プライベートと健康

私生活では1989年にモデルと結婚しましたが、1999年に離婚を経験しています。その後、さんまの勧めで東京に移り住むようになり、東京と大阪の両方に住居を持つ生活を送っています。彼は、胆石との闘いを公表し、手術を受けたこともあり、自身の健康についても注意を払っています。

まとめ

村上ショージは、長いキャリアの中で多くのファンに支持され続けているコメディアンです。彼の独自の芸風と人生観は、観客に笑いだけでなく、時には感動を与えています。彼の活躍は、今後も多くの人々に笑いをもたらすでしょう。

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