笠原潤一

笠原 潤一（かさはら じゅんいち）は、1932年4月14日に岐阜県岐阜市で生まれ、2002年4月20日に70歳で亡くなった日本の政治家です。彼は岐阜県議会議員を経て国政に進出し、参議院議員を1期務めました。また、彼の次女である笠原多見子氏も衆議院議員を務めた経験があります。

笠原氏の政治家としての経歴は、まず地元の岐阜県議会議員として始まりました。県政の場で実績を積み重ね、県議会の要職を歴任。1991年5月には岐阜県議会の副議長に就任するなど、県議会で重きをなしました。

県議会議員として順調だったキャリアから一転、1993年1月には県議を辞職し、岐阜市の市長選挙に挑戦しましたが、当時の現職・浅野勇氏に敗れ、落選しました。

市長選での落選から間もない1993年7月、笠原氏に国政への道が開かれます。参議院議員の岐阜県選挙区補欠選挙に自由民主党公認で出馬し、当選。念願の国会議員となりました。参議院在任中は特定の政治派閥に属さず、無派閥として活動しました。

国会議員として、笠原氏は行政の要職も務めました。1996年に発足した第二次橋本内閣では、沖縄開発政務次官に任命され、沖縄振興開発に関する政策立案に携わりました。

しかし、1998年の第18回参議院議員通常選挙では、厳しい結果となります。自民党公認候補として再選を目指しましたが、選挙区内の保守系候補乱立により票が分散し、落選しました。この結果を受けて、笠原氏は政治家からの引退を表明しました。

政界引退後は、郷土への貢献を続け、岐阜県陸上競技連盟会長を務めるなど、多方面でその経験と人脈を活かした活動を行いました。

笠原潤一氏は、地方政治から国政まで幅広い経験を持ち、岐阜県の発展に貢献した政治家です。

関連項目

* 李鵬

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