第1回達人戦

第1回達人戦 立川立飛杯

第1回達人戦 立川立飛杯は、2023年に創設された将棋の公式棋戦であり、優勝者には「達人」の称号が与えられます。この大会は、日本将棋連盟が主催し、立川立飛株式会社がスポンサーとなっています。

大会の特徴

達人戦の最大の特徴は、出場資格が基準日（2023年4月1日）時点で50歳以上の現役棋士に限定されている点です。年齢下限を設けた公式棋戦は、この大会が初めてであり、シニア棋士の活躍の場を広げる新たな試みとして注目を集めました。

大会の流れ

大会は、まず予選トーナメントが行われ、勝ち抜いた棋士が本戦に進出します。本戦はシード棋士4名と予選通過者4名の計8名によるトーナメント方式で争われます。第1回大会の本戦シード者は、谷川浩司十七世名人、羽生善治九段、佐藤康光九段、森内俊之九段という、いずれも永世称号の有資格者です。

第1回大会の結果

決勝戦は、予選を勝ち上がった丸山忠久九段と、シードで本戦から出場の羽生善治九段の対決となりました。熱戦の末、羽生善治九段が勝利し、初代「達人」の称号を獲得しました。

大会の詳細

主催: 日本将棋連盟
スポンサー: 立川立飛株式会社
出場資格: 基準日（2023年4月1日）時点で50歳以上の現役棋士
持ち時間:
予選トーナメント: 1時間（秒読み1分）
本戦トーナメント: 30分（秒読み30秒）
対局方式: チェスクロック計測
棋譜記録: 予選から自動棋譜記録システム「HEROZ Kishin Eye」を導入

第1回大会出場者

本戦シード

谷川浩司 十七世名人（60歳）
羽生善治 九段（永世七冠・十九世名人資格者 / 52歳）
佐藤康光 九段（永世棋聖 / 53歳）
森内俊之 九段（十八世名人資格者 / 52歳）

予選通過者

丸山忠久 九段（52歳）
深浦康市 九段（51歳）
藤井猛 九段（52歳）
阿部隆 九段（55歳）

まとめ

第1回達人戦 立川立飛杯は、将棋界に新たな風を吹き込む大会として、多くの注目を集めました。シニア棋士たちの熱い戦いと、羽生善治九段の初代「達人」獲得は、将棋ファンにとって記憶に残る出来事となりました。今後の達人戦がどのように発展していくのか、期待が高まります。

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