第1師団 (チリ陸軍)

チリ陸軍の第1師団は、名目上は師団ですが、実質的には軍管区としての機能を果たしています。司令部をアントファガスタ州のアントファガスタに置き、同州とアタカマ州の防衛警備を担当しています。

部隊編成

第1師団は、以下の部隊で構成されています。

師団司令部
第1増強連隊「トパテール」（カラマ駐屯）：カラマに駐屯し、地域の防衛を担います。
第15歩兵大隊「カラマ」
第10砲兵群「ボルゴノ」
第1工兵大隊「アタカマ」
第20増強連隊「ラ・コンセプシオン」（アントファガスタ駐屯）：アントファガスタに駐屯し、同地域の防衛を担います。
第7歩兵大隊「エスメラルダ」
第8機甲群「エスプロラドーレス」
第5砲兵群「アントファガスタ」
第1通信大隊「エル・ロア」：師団内の通信を担います。
第23歩兵連隊（大隊規模）「コピアポ」（コピアポ駐屯）：コピアポに駐屯し、地域の防衛を担います。
第1師団後方支援大隊「トカピリア」：師団の兵站を担います。

任務

第1師団の主な任務は、担当するアントファガスタ州とアタカマ州における防衛警備です。具体的には、国境警備、領土防衛、災害派遣、治安維持などが挙げられます。これらの任務を通じて、地域の安定と安全に貢献しています。

地理的特性

第1師団が担当する地域は、アタカマ砂漠を含む広大な地域です。砂漠地帯での作戦遂行能力が求められるため、部隊は特殊な訓練を受けています。また、鉱物資源が豊富な地域であるため、資源保護も重要な任務となっています。

もう一度検索