第103回全国高等学校ラグビーフットボール大会

第103回全国高等学校ラグビーフットボール大会



第103回全国高等学校ラグビーフットボール大会は、2023年12月27日から2024年1月7日までの期間、東大阪市の花園ラグビー場および多目的広場にて開催されました。この大会は、令和5年度全国高等学校総合体育大会を兼ねて行われ、多くの高校ラグビーチームが全国各地から参加しました。

主催および後援


大会は、公益財団法人全国高等学校体育連盟、公益財団法人日本ラグビーフットボール協会、大阪府および大阪府教育委員会、毎日新聞社の主催によって行われました。また、スポーツ庁、公益財団法人日本スポーツ協会、東大阪市、NHKなどの後援も受けていたことも大きな支えとなっています。大会の主管には、全国高等学校体育連盟ラグビー専門部、関西ラグビーフットボール協会、大阪高等学校体育連盟などが名を連ねています。特別協賛には神戸製鋼グループやMBSが参加しました。

地区大会のハイライト


地区大会では、若狭東・敦賀工の合同チームが本選に初出場を果たしました。これは、学校の統廃合に関連する特例で、合同チームが予選を突破すれば本選出場が認められる新しい制度のもとでの出来事です。若狭東は前回大会まで7年連続で花園に出場していましたが、今回は単独チームを組めるにもかかわらず合同チームとして出場することになりました。このような事情により、若狭東の連続出場記録は途切れました。

新たに初出場を果たした学校には、山梨学院、関大北陽、高川学園の3校があります。特に、関大北陽は大阪府からの初出場校となり、過去の大会では数回シードに選ばれていた大阪桐蔭以来の快挙です。高川学園も選抜大会を経ての初出場となります。

本大会における注目の試合


本大会の初戦では、青森山田と高鍋の対戦が行われ、主審には京都成章の2年生が起用されました。また、県勢通算成績が1勝41敗の高松北と倉吉東による試合では、故障者が出たにもかかわらず高松北が勝利を収めました。しかし、その後の試合に出場できない選手がいたため、大会史上初となる故障者発生による試合棄権の事態が発生しました。

準々決勝では流通経済大柏と大阪桐蔭の試合が注目され、三重ホンダヒートの選手が主審を務めるなど、興味深い場面も多く見られました。決勝戦は両チームとも1桁得点の結果となり、これは第67回大会以来のことです。

大会日程


大会は下記の日程で進行しました。特に、開会式は4年ぶりに実施されたことが特徴的です。


特に決勝日は「第32回全日本高等学校女子サッカー選手権大会」の決勝戦とも重なりましたが、女子サッカーの試合開始時刻が繰り上げられる配慮がなされ、両競技ともに生中継される運びとなりました。

まとめ


第103回全国高等学校ラグビーフットボール大会は、多くのドラマと新たな挑戦が詰まった大会でした。次代を担うラガーマンたちによる熱い戦いは、多くのファンに感動を与えました。

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