第11回全国大学ラグビーフットボール選手権大会

第11回全国大学ラグビーフットボール選手権大会

概要

日本の大学ラグビー界における最高峰のタイトルを争う大会として、第11回全国大学ラグビーフットボール選手権大会は1974年の年末から1975年の年始にかけて開催されました。具体的には、1974年12月23日に開幕し、1975年1月4日の決勝戦をもって閉幕した歴史ある選手権大会です。この大会は、その年の大学ラグビーシーズンの総決算として、全国の強豪8校が集結し、覇権をかけて激突しました。

大会方式とスケジュール

大会は、出場8校によるノックアウト方式のトーナメント戦として実施されました。競技スケジュールは、まず1974年12月21日と翌22日にかけて1回戦が行われ、この勝ち抜き校が1975年1月2日の準決勝に進出しました。そして、準決勝の勝者同士が1月4日に決勝戦を戦いました。特筆すべき点として、本大会では3位を決定するための試合は行われていません。全ての試合開始時刻は、当時の日本標準時に則って設定されていました。

開催地

参加校は、全国各地の主要ラグビー場で熱戦を展開しました。1回戦は、東京都の国立競技場に加え、ラグビーの聖地としても知られる大阪府の花園ラグビー場、そして福岡県の平和台競技場が使用されました。準決勝および栄えある決勝戦は、一貫して東京都新宿区にある国立競技場で行われました。

出場校

この第11回大会に出場権を得たのは、全国の主要大学リーグで優秀な成績を収めた以下の8校です。これらのチームは、それぞれの地域予選やリーグ戦を勝ち抜いて、全国大会への切符を手にしました。各校の出場資格と、今大会が何回目の出場であるか、また連続出場であるかどうかの記録は以下の通りです。

• - 早稲田大学：関東大学対抗戦グループで1位となり、11年連続11回目の出場です。
• - 慶應義塾大学：同じく関東大学対抗戦グループから2位通過、3年連続6回目の出場となりました。
• - 日本体育大学：関東大学対抗戦グループの3位校として、4年ぶり5回目の出場を果たしました。
• - 明治大学：関東大学対抗戦グループの4位代表として、5年連続5回目の出場です。
• - 天理大学：関西大学リーグで1位に輝き、6年連続8回目の出場権を獲得しました。
• - 同志社大学：関西大学リーグの2位校として、2年ぶり10回目の出場となりました。
• - 京都大学：関西地域からの第3代表として出場し、2年連続5回目となります。
• - 福岡工業大学：九州地区の代表として選出され、4年ぶり7回目の出場です。

大会の結末

全国から集まった精鋭たちによる激しい戦いが繰り広げられた結果、第11回大会の栄えある優勝校は早稲田大学に決定しました。早稲田大学は、この優勝により、前年に引き続いて2年連続で大学ラグビー日本一の座を守り抜きました。これは早稲田大学にとって、通算7回目の全国大学ラグビーフットボール選手権大会優勝という輝かしい記録となりました。

参照

本大会に関するより広い文脈や、前後の大会の記録などについては、「全国大学ラグビーフットボール選手権大会」の項目を参照することで、その歴史的な流れをより深く理解することができます。

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