第13施設群

第13施設群について

第13施設群は、陸上自衛隊の施設科部隊として、北海道登別市に位置する幌別駐屯地に駐屯しています。この部隊は第3施設団に属し、さまざまな任務を遂行するために編成された5つの中隊から成り立っています。これには本部管理中隊、3つの施設中隊、そして水際障害中隊が含まれ、特に第361施設中隊は別の駐屯地である倶知安駐屯地に配置されています。部隊の指揮官には1等陸佐が任命されており、このポジションは同時に幌別駐屯地の司令も兼務しています。

主な任務と活動

この部隊の主な役割は、自然災害や国際的な支援活動への対応です。過去には、災害派遣活動や国際貢献において重要な役割を果たしてきた実績があります。特に2018年には、アフリカのナイロビで国際平和支援訓練センターにおいて、他国の軍隊に対し重機の操作や整備技術を指導するプロジェクトに参加しました。このように、多様な活動を通じて国際的な平和維持活動にも貢献しています。

歴史的背景

第13施設群の歴史は1952年に始まります。当初は独立第533施設大隊として舞鶴駐屯地で編成され、その後幌別駐屯地に移駐し、1961年に第1施設群に編入されました。その後1976年に第13施設群が新設され、様々な中隊を持つ体制で運営されるようになりました。

2008年3月には、当時の第13施設群が縮小され、新たに第13施設隊が設立されましたが、2017年に再び第13施設群として編成されることになります。このような歴史的な変遷は、部隊名の重複も含めた様々な出来事によって成り立っています。

編成と駐屯地

第13施設群は、一連の部隊改編を経て、現在の構成を形成しています。主要装備部隊は、後方支援体制にも適応しつつ続けられています。特に、支援部隊としての機能が強化され、幌別駐屯地及び倶知安駐屯地と連携しながら運営されています。これにより、地域防衛や災害対応能力がさらに高められています。

重要性と展望

この部隊は、防災や国際支援の役割を担い続ける中で、その能力を高めていくことが期待されています。従来の任務に加えて、新たな技術や手法の習得を通じて、その実行力を向上させる必要があります。今後も、部隊の活動は地域社会にとって重要な意味を持ち続けるでしょう。

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