第15回全国大学ラグビーフットボール選手権大会

第15回全国大学ラグビーフットボール選手権大会

1978年（昭和53年）の暮れから、年が明けた1979年（昭和54年）にかけて開催されたのが、第15回を数える全国大学ラグビーフットボール選手権大会です。この記念すべき大会において、日本体育大学が実に9年振りとなる、チームにとって2回目の大学日本一の栄冠に輝きました。

大会概要

今大会は、1978年12月23日に幕を開け、1979年1月3日に決勝戦が行われるというスケジュールで進行しました。主な日程は以下の通りです。

1回戦: 1978年12月23日、12月24日
準決勝: 1979年1月1日
決勝: 1979年1月3日

年を跨いでの開催となり、元旦に準決勝を行うという特徴的な日程でした。試合開始時刻はすべて日本標準時が採用されています。

開催競技場

全国各地のラグビー場が使用され、熱戦が繰り広げられました。

国立競技場: 栄光の決勝戦の舞台となりました。
秩父宮ラグビー場: 準決勝の全試合と、一部の1回戦が行われました。
西京極競技場: 1回戦で使用されました。
鞘ケ谷競技場: こちらも1回戦の会場となりました。

決勝は首都圏の国立競技場、準決勝は秩父宮ラグビー場と、伝統的な主要ラグビー場で重要な試合が行われました。

出場大学

全国各地の予選を勝ち抜いた8大学が出場しました。各地区の強豪が顔を揃え、大学ラグビー界の頂点を目指しました。

日本体育大学: 関東大学対抗戦の1位校として出場。2年連続7回目の本大会出場を果たしました。
明治大学: 関東大学対抗戦2位。9年連続9回目の出場となる常連校です。
慶應義塾大学: 関東大学対抗戦の3位。7年連続10回目の出場となりました。
早稲田大学: 関東大学対抗戦からは5位校として出場。2年振り14回目の出場です。
同志社大学: 関西大学リーグの1位代表。5年連続14回目の出場となりました。
天理大学: 関西大学リーグ2位校。10年連続12回目の出場を果たしています。
中京大学: 関西地区からは第3代表として出場。4年連続8回目の出場です。
* 福岡工業大学: 九州代表として出場。5年連続11回目となる出場です。

関東対抗戦から4校、関西リーグから3校、そして九州代表から1校という内訳で、各地域を代表する強豪校が集結しました。

試合方式と結果

大会はノックアウト方式のトーナメント戦で行われました。1回戦から始まり、勝ち上がったチームが準決勝、そして決勝へと進む形式です。なお、今大会では3位決定戦は実施されませんでした。

激しい試合が繰り広げられた結果、決勝まで駒を進めたのは日本体育大学と、決勝の相手は記載されていませんが、日本体育大学が見事に勝利を収め、9年振り2回目となる優勝を決めました。

この第15回大会は、日本体育大学が久々の栄冠を手にした大会として、大学ラグビーの歴史に名を刻んでいます。

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