第17回全国高等学校バスケットボール選抜優勝大会

第17回全国高等学校バスケットボール選抜優勝大会

1987年3月26日から30日の間、東京都内の複数の体育館で開催された第17回全国高等学校バスケットボール選抜優勝大会は、多くの高校バスケットボールファンにとって記憶に残る快挙が続出した大会でした。この大会では、男子においては能代工業が、女子では昭和学院がそれぞれ輝かしい成績を収め、観客を魅了しました。

開催概要

大会は代々木第二体育館、学習院大学体育館、芝高校体育館、世田谷学園高校体育館の4つの会場で行われ、数多くの高校バスケットボールチームが参加しました。特に注目された能代工業は、この大会で2年ぶりの優勝を手にし、通算9回目のタイトルを獲得しました。同じく昭和学院も女子部門で2年連続の優勝を果たし、5回目の栄冠を手にしました。

出場校と試合結果

男子

大会における男子の試合内容は非常に熱戦が繰り広げられ、1回戦から決勝まで、各チームが意地を見せました。以下に試合結果をまとめます。

• - 1回戦
• - 2回戦
• - 準々決勝

北陸 66 - 65 興南
市立船橋 94 - 61 洛南
九州産業大学付属九州 94 - 74 東海工業
能代工業 110 - 90 東海大四

• - 準決勝

北陸 63 - 62 市立船橋
能代工業 87 - 79 九州産業大学付属九州

• - 3位決定戦

市立船橋 90 - 79 九州産業大学付属九州

• - 決勝

能代工業 76 - 71 北陸

決勝戦でも、能代工業は見事なパフォーマンスを発揮し、北陸を相手に勝利を収め、冠を手にしました。

女子

女子部門においても熱戦が繰り広げられました。主な試合結果は以下の通りです。

• - 1回戦
• - 2回戦
• - 準々決勝

昭和学院 97 - 49 新居浜市立商業
名古屋短期大学付属 84 - 47 東京成徳短期大学附属
薫英 57 - 51 小林
明星学園 79 - 53 長府

• - 準決勝

昭和学院 85 - 65 名古屋短期大学付属
薫英 53 - 50 明星学園

• - 3位決定戦

名古屋短期大学付属 56 - 51 明星学園

• - 決勝

昭和学院 88 - 58 薫英

昭和学院は決勝でも強さを見せつけ、同じく見事な勝利で優勝を果たしました。

大会ベスト5

大会のハイライトとして、男子と女子それぞれの部門で選ばれたベスト5選手も、高い評価を受けました。男子部門では、能代工業の小林敦選手や三浦祐司選手が選出され、その実力を証明しました。女子部門では、昭和学院の村松麻理子選手が2年連続で受賞し、今大会の顔とも言える存在になりました。

参考文献

本大会の詳細な情報は、朝日新聞の縮刷版1987年3月号に掲載されています。この歴史的な大会は、多くの選手たちの成長を促すとともに、次代を担うバスケットボール界の未来を明るく照らす出来事となったのです。

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