第17回国民体育大会

第17回国民体育大会概要

第17回国民体育大会は、1962年に岡山県で開催されたスポーツの祭典です。本大会は、「歴史をつくる岡山国体」のスローガンのもと、沖縄が正式参加を果たした重要な大会でもあります。ここでは、大会の内容や特徴を詳しく見ていきます。

開催基準要項の改正

大会に先立って、国体委員会は1962年3月に開催要項基準の改正を行いました。これにより、六つのブロック制から三つのブロック制（東日本・中日本・西日本）に変更され、各ブロックが輪番で大会を開催することになりました。この新たな制度では、参加人員も約15,000人程度と設定されています。

音楽と文化

本大会のために作られた楽曲は「岡山県スポーツの歌」です。作詞は脇太一、作曲は清水脩によるもので、歌唱は柴田睦陸が担当しました。この楽曲は大会終了後も岡山県内の各市町村に配布され、地域の恒常的な体育歌となっています。

冬季大会

スケート競技会

冬季大会は1962年1月25日から28日の日程で青森県八戸市にて開催されました。スケート競技は八戸市長根スケートリンクで行われ、多くの選手が競い合いました。

スキー競技会

スキー競技会は、2月22日から25日まで北海道小樽市で実施され、小樽天狗山スキー場などを会場として様々な競技が行われました。

夏季および秋季大会

夏季大会

夏季大会には、水泳、漕艇、ヨットなど多岐にわたる競技が行われました。これらの競技は、選手たちが限界に挑戦する場となり、多くの感動を生み出しました。

秋季大会

秋季大会では、陸上競技、サッカー、スキー、テニス、ホッケー、ボクシング、バレーボールなど、さまざまな競技が盛況に開催されました。競技の幅広さは大会の魅力の一つであり、参加者たちはそれぞれの得意分野で力を発揮しました。

総合成績

第17回国民体育大会の総合成績では、天皇杯と皇后杯が設けられました。天皇杯の結果は、1位が東京都、2位に岡山県、3位に愛知県が入賞しました。皇后杯でも同様に、東京都、岡山県、愛知県が上位を占めました。

大会全体を通して、多くの選手が素晴らしいパフォーマンスを披露し、観客たちを魅了しました。参加した県や選手たちは、有意義な経験を持ち帰り、今後の活動に活かすことでしょう。

参考文献

大会に関する詳細な情報は、『国民体育大会の歩み』や日本体育協会の公式資料を参照しました。これらは国民体育大会に関する歴史や記録を知るための貴重な資料です。

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