第17回国民体育大会バレーボール競技
第17回国民体育大会バレーボール競技
第17回国民体育大会バレーボール競技は、1962年10月に岡山県で開催された重要なスポーツイベントです。これは、全国中のバレーボールチームが集まり、熱戦を繰り広げた大会であり、特に沖縄が教員男子種目に特別参加したことが話題となりました。また、この大会からすべての種目が9人制から6人制に変更され、優勝決定方法もこれまでのノックアウト方式からリーグ戦形式に変わりました。これは、高校生による全国規模での6人制バレーボール競技として初めての試みです。
概要
大会は、一般男子、教員男子、一般女子、高校男子、高校女子の5つのカテゴリーに分かれて行われました。すべての種目が6人制で実施されたため、参加チームはその特性に応じた戦略を立てる必要がありました。
一般男子
一般男子の部では、全10チームがA、B、Cの3グループに分かれ予選リーグを行い、各グループで上位2チームが決勝の上位リーグへ進出しました。グループ内での成績を持ち越す形式で進行し、最終的に日本鋼管が初の優勝を成し遂げました。昨年度の覇者である東レ九鱗会は連覇を逃しました。
教員男子
11チームが参加した教員男子の部でも、同様にA、B、Cの3グループに分かれて予選リーグを行いました。広島教員は、昨年に続き二連覇を達成し、強さを証明しました。
一般女子
一般女子では、9チームがA、B、Cの3グループに分かれて予選リーグを実施しました。各グループ上位2チームが決勝へ進出し、倉紡倉敷が6人制競技で初の優勝を果たしました。
高校男子
高校男子の部は、46チームが参加し、AからDの4ゾーンに分かれて予選トーナメントを実施しました。各ゾーンから上位1チームが決勝リーグへ進出し、姫路南高校が6人制部門で初代チャンピオンに輝きました。これは9人制時代を含めても記念すべき初優勝です。
高校女子
高校女子では、16チームがAからDの4組に分かれてグループ戦を行い、最終的に四天王寺高校が初のチャンピオンとなりました。
結果と影響
この大会は、バレーボールの競技スタイルの変革を象徴するものであり、選手たちの技術と戦略が重要視されることとなりました。また、全国の高校生にとっても、6人制バレーの普及が進む契機となった重要な大会と言えるでしょう。エキサイティングな試合が展開され、多くの観客を魅了しました。
脚注
- - 本記事のマッチナンバーは編集上付番したものです。
参考文献
関連項目
- - 第17回国民体育大会
- - 国民体育大会バレーボール競技
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