第17回日本スカウトジャンボリー

第17回日本スカウトジャンボリーの概要

2018年8月4日から10日まで、石川県珠洲市のりふれっしゅ村鉢ヶ崎で開催された第17回日本スカウトジャンボリーは、ボーイスカウト日本連盟が主催する重要なイベントです。本大会には、日本国内外から約13,000人が集まり、テーマを「冒険 〜能登のチカラ未来へ〜」とし、参加者全員に充実した体験を提供しました。

このスカウトジャンボリーの特徴は、7日間にわたって様々なプログラムが展開されたことです。特に能登の大自然を活かした活動が多く、参加者は自然とのふれあいを通じてさまざまなスキルを磨く機会が提供されました。

参加資格について

参加希望者は、2018年度の加盟登録が必要であり、6泊7日間のキャンプ生活に耐えられる健康状態とキャンプ技術が求められました。また、スカウトや未成年のリーダーは、保護者からの同意を得ることが条件となっています。このような条件により、安全で充実した体験が確保されました。

サブキャンプの構成

大会では、参加者を効率的に受け入れるために、6つのサブキャンプが設置されました。各サブキャンプは地域ごとに担当が分かれており、次のようになっています：

• - アドベンチャーキャンプ：関東ブロック担当で、115区画、宿泊人数約4,130人。参加者は茨城、栃木、群馬、埼玉、千葉、神奈川、山梨、東京から集まりました。
• - ブレバリーキャンプ：北海道・東北ブロック担当、13区画で約440人。参加地域は北海道、青森、岩手、宮城、秋田、山形、福島となっています。
• - チャレンジキャンプ：中部ブロックが担当し、75区画に約2,800人が宿泊。新潟、富山、石川、福井、長野、岐阜、静岡、愛知、三重とガールスカウトも参加しました。
• - ディスカバリーキャンプ：近畿ブロック担当で、62区画に約2,400人の宿泊があり、滋賀、京都、兵庫、奈良、和歌山、大阪からの参加者がいました。
• - エンデバーキャンプ：中国・四国ブロックが担当し、18区画で約680人が宿泊。参加者は鳥取、島根、岡山、広島、山口、徳島、香川、愛媛、高知でした。
• - フューチャーキャンプ：九州・沖縄ブロック専用で、17区画に約620人の参加者が宿泊。福岡、佐賀、長崎、熊本、大分、宮崎、鹿児島、沖縄から集まりました。

大会アプリと音楽

本大会では、専用のスマートフォンアプリが初めて開発され、情報提供や参加者同士のコミュニケーションが促進されました。また、大会のイメージソングやテーマソングも作られ、参加者の士気を高める役割を果たしました。テーマソング『能登のチカラ未来へ』は、田中杏奈さんが作詞し、田中秀幸さんが作曲を手がけ、それをUNBRANFORDが歌い上げました。さらに、イメージソング『HORIZON』も同様にUNBRANFORDによって歌われ、両曲を収録したCDが販売されました。これらの音楽は、大会をより盛り上げる要素となりました。

関連情報

記憶に残る第17回日本スカウトジャンボリーは、特に能登の自然の美しさとスカウトの精神が融合した印象的なイベントでした。コロナウイルスの影響で2020年にオンライン開催となった全国大会では、この時のテーマソング「能登のチカラ未来へ」が改めて注目され、多くの参加者が歌唱動画を共有しています。このような活動の継続はスカウトの絆をさらに強めるものとして評価されています。

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