第18回全日本大学女子サッカー選手権大会

第18回全日本大学女子サッカー選手権大会

第18回全日本大学女子サッカー選手権大会は、2009年11月27日から2010年1月6日までの期間に開催されました。この大会は、これまでとは異なり、兵庫県以外の会場で初めて行われ、福島県の楢葉町および広野町にあるJヴィレッジが1次リーグの会場として使用されました。

概要

大会の構成は、1次ラウンドと決勝ラウンドに分かれています。1次ラウンドでは81チームが4チームずつの4グループに分けられ、各チームが1回総当たり戦を行い、各グループの1位が決勝トーナメントに進出します。決勝ラウンドは、1次ラウンドを突破した4チームによるトーナメント形式で行われます。また、3位決定戦は行わず、準決勝の敗者は両者ともに3位となります。

試合ルール

試合時間は、1次ラウンドが80分（40分ハーフ）、決勝ラウンドが90分（45分ハーフ）です。ハーフタイムは、1次ラウンドでは10分、決勝ラウンドでは15分となっています。順位決定は勝ち点に基づき、勝者には3点、引き分けの場合は1点が与えられます。同じ勝ち点の場合は、以下の順に順位が決まります。

1. 得失点差
2. 総得点数
3. 当該チームの対戦結果
4. 抽選

試合の結果が同点であった場合、1次ラウンドではそのままとしますが、決勝ラウンドでは引き分けが決まった場合、10分ハーフの延長戦が行われます。それでも決着がつかない場合は、PK戦で勝者を決定します。ただし、決勝戦において延長戦の後に勝敗が決しない場合は、両チームが優勝となります。

試合毎に登録選手は18名で、先発出場選手以外に最大7名が交代要員となります。1試合あたり最大5名の選手を交代させることが可能です。

日程

大会のスケジュールは以下のようなものでした。

• - 11月27日: 監督会議
• - 11月28日: 1次ラウンド開始
• - 1月4日: 準決勝
• - 1月6日: 決勝および表彰式（全日本大学サッカー選手権大会決勝戦と同日開催）

会場

1次ラウンドはJヴィレッジで行われ、準決勝は国立西が丘サッカー場、決勝戦は国立霞ヶ丘競技場陸上競技場で行われました。

出場校

各地域から多くの大学が出場しており、以下がその一部です。

• - 北海道: 北海道教育大学
• - 東北: 山形大学
• - 関東: 神奈川大学、早稲田大学、日本体育大学、関東学園大学、武蔵丘短期大学
• - 関西: 大阪体育大学、大阪国際大学、大阪教育大学
• - 中国: 吉備国際大学
• - 四国: 愛媛女子短期大学
• - 九州: 福岡大学
• - プレーオフ: 筑波大学

プログラムの変更

今回の大会から、プログラムはすべてフルカラーで印刷されるようになりました。表紙デザインも変更され、著名な選手の画像が使用されるようになりました。また、プログラムには2009年のユニバーシアード出場選手も掲載されています。

武庫川女子大学問題

関西のリーグで、武庫川女子大学が休学中の選手を使ったことが発覚し、リーグの成績が取り消され、降格処分となりました。しかし、日本サッカー協会の見解により、最終的に出場は見送られることとなりました。このように、多くのドラマがあった第18回全日本大学女子サッカー選手権大会は、さまざまな側面で記憶に残る大会となりました。

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