国立西が丘サッカー場

味の素フィールド西が丘

東京都北区にある「味の素フィールド西が丘」は、サッカー専用のスタジアムで、国立スポーツ科学センター内に位置しています。この施設は、独立行政法人日本スポーツ振興センター（JSC）によって所有され、運営・管理も同法人が行っています。

正式な名称は「国立スポーツ科学センター（西が丘）サッカー場」であり、2012年5月からは味の素が命名権を取得し、「味の素フィールド西が丘」として知られています。サッカー以外にも、多くのスポーツイベントがここで行われており、地域のスポーツ振興にも貢献しています。

概要

この場所は元々、連合国軍によって接収されていた土地を改良し、サッカー専用の施設として開業しました。初めは総合球技場としての機能を持っていましたが、後にサッカー専用に改築され、現在の姿となりました。国立西が丘運動場は閉鎖され、その跡地に国立スポーツ科学センターとナショナルトレーニングセンターが建設され、選手のトレーニング拠点としても使用されています。

施設の特徴

「味の素フィールド西が丘」には、106メートル×68メートルの天然芝ピッチがあり、四方を一層式のスタンドが取り囲んでいます。スタンドは、メインとバックが全席個席であり、一部に屋根がありますが、サイドスタンドは立ち見席が中心です。観客収容人数は7,258人で、個席5,073、立見席2,180のほか、障害者席も用意されています。

特に注目すべきは、南側サイドスタンド下に設けられた大会本部や選手控室です。この配置により、選手たちはメインスタンドと南側サイドスタンドの間から入場します。

歴史と沿革

1969年には建設に着手され、1972年には「国立西が丘競技場」として完成しました。その後、サッカーのほか、ホッケーや様々な競技イベントが行われるようになりました。1990 FIFAワールドカップの予選として日本対インドネシアの試合が開催されたほか、数多くのプロサッカーリーグの公式戦も行われています。

このスタジアムは、過去から現在にかけて数多くの重要な大会で使用され続けており、特に日本女子サッカーリーグや全日本大学サッカー選手権大会など、地域のサッカー活動にも寄与してきました。

交通アクセス

「味の素フィールド西が丘」へのアクセスは非常に良好です。都営地下鉄三田線の本蓮沼駅から徒歩8〜10分、JR埼京線の十条駅から徒歩15分と、公共交通機関の利用が容易です。また、近隣のJR赤羽駅からは複数のバス路線が運行しており、特に「HPSC南」または「HPSC北門」行きのバスが便利です。

まとめ

「味の素フィールド西が丘」は、東京都内におけるサッカー専用のスタジアムです。自然を取り入れた環境の中で、スポーツ愛好者や観客が集い、様々な大会が開催されています。将来的にも多くのスポーツイベントが期待されるこの場所は、地域社会にとって重要なスポーツ彩を提供し続けるでしょう。

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