第18回国民体育大会

第18回国民体育大会

第18回国民体育大会は、1963年に山口県を舞台に開催されました。この大会は「友愛・奉仕・躍進」をスローガンに掲げ、夏季と冬季合わせて約20,125名が参加しました。

開催概要

大会の入場行進曲には、橋本正之が作詞、片山正見が作曲した「のばせ山口」が採用され、参加者たちの士気を高めました。夏季大会は9月15日から9月18日までの期間、宇部市、美祢市、豊田町（現在の下関市）、光市の4つの会場で、水泳、漕艇、ヨットの3競技が行われました。続いて、秋季大会は10月27日から11月1日まで、山口市に新設された山口県営陸上競技場（現在は維新百年記念公園陸上競技場）を中心に、合計27の競技種目と高校野球やスポーツ芸術の公開種目が18市町村で行われました。また、同年の冬季大会はスケートが北海道帯広市で、スキーは宮城県鳴子町（現・大崎市）で開かれました。国民体育大会は開催県によって毎年異なるが、2011年に山口県で再度の開催（第66回国民体育大会「おいでませ!山口国体」）が実現しました。

大会のエピソード

この第18回大会では、天皇杯と皇后杯が東京都に渡り、開催地の山口県は天皇杯においてわずか0.4点差で2位に終わりました。長年にわたって、山口県は国体における天皇杯を獲得できない県の1つとして知られており、特に2002年の高知国体や1993年の徳島国体以降、開催県が連続して天皇杯を得続けています。しかし、山口県は2011年の大会で初めて天皇杯と皇后杯を獲得し、悲願を達成しました。

大会に合わせて行われた交通インフラの整備では、当時の橋本正之知事の下、県道や一部国道のガードレールが特産品であるナツミカンをイメージした黄色に統一されました。この影響もあり、現在でも山口県内の県管理道路のガードレールは黄色が一般的です。

冬季大会の競技

冬季大会では、スケート競技会が1月24日から1月27日にかけて北海道の帯広市で、スキー競技会が2月14日から2月17日まで宮城県鳴子町で行われました。各競技の会場において、参加選手たちはそれぞれの競技で力を競いました。

各大会の競技一覧

夏季大会

• - 水泳
• - 漕艇
• - ヨット

秋季大会

• - 陸上競技
• - サッカー
• - テニス
• - ホッケー
• - ボクシング
• - バレーボール
• - 体操
• - バスケットボール
• - レスリング
• - ウェイトリフティング
• - ハンドボール
• - 自転車競技
• - ソフト[[テニス]]
• - 卓球
• - 軟式野球
• - 相撲
• - 馬術
• - フェンシング
• - 柔道
• - ソフトボール
• - バドミントン
• - 弓道
• - ライフル射撃
• - 剣道
• - ラグビー
• - クレー射撃
• - 高校野球

結果

総合成績では、天皇杯と皇后杯は東京都が1位を獲得し、山口県がそれに続く形で2位となりました。このように、第18回国民体育大会は多くの参加者と共に、山口県での記憶に残るイベントとして位置づけられています。

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