第18回統一地方選挙

第18回統一地方選挙の概要

第18回統一地方選挙は、2015年に行われた日本の重要な選挙であり、地方自治体の首長及び議会議員の改選が全国規模で実施されました。この選挙は4月12日と26日の2回に分けて行われ、4月12日には都道府県の県知事選挙や政令指定都市の市長選挙が実施され、その後の4月26日には、基礎自治体の市や町、村の長および議員の選挙が行われました。本選挙は、2014年11月に可決された特例法に基づき、選挙日程が定められました。

選挙実施と結果

今回の統一地方選では、984件の選挙が実施され、統一率は27.52%と過去最低であった前回の27.40%を僅かに上回る結果となりました。また、平成生まれの候補者が初めて地方議員や市区町村長に立候補できる年齢に達したことから、世代交代を感じさせる選挙でもありました。

選挙日程

選挙は二つの段階に分かれ、前半戦の重要な日程は次の通りです：

• - 3月26日：道県知事選挙告示日
• - 3月29日：政令指定都市市長選挙告示日
• - 4月3日：道府県議会議員選挙および政令指定市議選告示日
• - 4月12日：投票日

後半戦の選挙日程は：

• - 4月19日：一般市長選および市議選、東京都の特別区長選および区議選告示日
• - 4月21日：町村長選および町村議選告示日
• - 4月26日：投票日

対象選挙

4月12日実施の選挙

• - 知事選挙：10道府県で実施

- 対象道府県：北海道、神奈川県、福井県、三重県、奈良県、鳥取県、島根県、徳島県、福岡県、大分県

• - 道府県議会議員選挙：41道府県で実施（岩手県、宮城県、福島県は除く）
• - 政令指定都市市長選挙：5市で実施
• - 政令指定都市市議会議員選挙：17市で実施（仙台市は除く）

4月26日実施の選挙

• - 一般市長選：89市
• - 一般市議選：295議会
• - 東京都特別区：区長選11区、区議選21会議
• - 町村：町村長選122、町村議選373

候補者と選挙結果

知事選挙では、10道県中、すべての現職知事が再選され、投票率は47.14%と過去最低を記録しました。道府県議会議員選挙では、自民党は40道府県で第1党を維持し、1153名を当選させました。民主党は264議席を獲得しましたが、前回より大幅に減少しました。

政令指定都市の市長選挙では、札幌市で直接対決が行われ、その他の都市では自民党、民主党の現職候補に相乗りが見られました。

その他の情報

統一地方選の後半には、兵庫県明石市において、生まれつき耳が聞こえない家根谷敦子氏が初当選しました。これにより、全国で初めての聴覚障害を持つ議員が誕生しました。さらに、平成生まれの議員が全国で14人選出されるなど、世代の変化も感じられました。この選挙は地方政治に新たな風をもたらしたと言えるでしょう。

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