第18独立陸軍航空旅団 (ウクライナ陸軍)

イゴール・シコルスキー名称第18独立陸軍航空旅団

イゴール・シコルスキー名称第18独立陸軍航空旅団は、ウクライナ陸軍航空隊に属する航空旅団であり、その名前はウクライナ出身の有名な航空機デザイナー、イゴール・シコルスキーに由来しています。この旅団は主に地上部隊の支援を目的としており、様々なミッションに対応できるように訓練されています。

設立の経緯

この部隊は2015年2月に設立されましたが、その実際の創設日としては、最初のMi-8MSB-V型ヘリコプターが部隊に配備された2015年10月1日が挙げられます。旅団はウクライナ空軍第215航空司令部からの変革として発展し、当初は第831戦術航空旅団の予備飛行場として機能していました。

重要な出来事

設立以降、18独立陸軍航空旅団は多くの試練を経験してきました。特に、2017年3月26日にクラマトルスク近郊で発生した事故は、部隊にとって悲劇的な出来事でした。この事故ではMi-2ヘリコプターが墜落し、乗務員3名と乗客2名が命を落としました。

さらに、2023年8月29日にはドネツク州クラマトルスク地区でMi-8ヘリコプターが墜落し、乗務員6名が亡くなるという痛ましい事件が発生しました。こうした困難な状況の中でも、旅団は任務を遂行し続けており、その勇気が評価されています。

名誉と栄誉

2020年12月5日には、イゴール・シコルスキーの名を冠した名誉称号が授与されました。この称号は、ウクライナの航空業界に貢献した偉大な人物に対する尊敬の念を示すものであり、旅団の存在意義を強調しています。更に、2025年8月23日には勇気と勇敢さに対する栄誉賞が授与される予定です。これは旅団の献身的な活動と、地上部隊への重要な支援を評価するものでしょう。

現在の装備

旅団は、以下の航空機を運用しています：

• - Mi-24P/VP
• - Mi-2MSB
• - Mi-8MT/MSB-V

これらのヘリコプターは、戦術的な任務を軽快に遂行するために必要な能力を備えており、様々な作戦環境に適応できるようになっています。

イゴール・シコルスキー名称第18独立陸軍航空旅団は、ウクライナ陸軍において重要な役割を果たす部隊として、今後もその活動を続けていくことでしょう。

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