第2回スーパーボウル

第2回AFL-NFLワールドチャンピオンシップゲーム

第2回AFL-NFLワールドチャンピオンシップゲームは、1968年1月14日にフロリダ州マイアミのマイアミ・オレンジボウルで行われ、後にスーパーボウルIIとして知られることになる。試合では、ナショナル・フットボール・リーグ（NFL）のグリーンベイ・パッカーズがアメリカン・フットボール・リーグ（AFL）のオークランド・レイダースに33対14で勝利し、連覇を達成した。

試合の背景には、パッカーズとレイダースの異なる成績が影響していた。パッカーズは前年のチャンピオンシップゲームに連続して進出したが、シーズン中に怪我や選手の退団が相次ぎ、苦しいシーズンを強いられた。一方、レイダースはAFLの記録となる13勝1敗という成績を収め、AFLチャンピオンシップゲームも圧勝で進出してきた。レイダースの先発クォーターバック、ダリル・ラモニカは、パス獲得ヤードやタッチダウン数でリーグトップを記録しており、攻撃力が際立っていた。

試合はパッカーズの攻撃から始まり、キッカーのドン・チャンドラーによるフィールドゴールで先制。さらに、スターのパスがボイド・ダウラーに通り、62ヤードのタッチダウンに繋がるなど、試合は次第にパッカーズのペースに傾く。レイダースは攻撃がつながりを欠き、13対7に詰め寄るものの、パッカーズの強固なディフェンスに阻まれながらも追加点を奪われ、前半を16対7で終えた。

ハーフタイムでは、パッカーズのオフェンスリーダーであるバート・スターが気合を入れ、後半開始と共に攻撃を展開。アンダーソンのタッチダウンに続いて、チャンドラーのフィールドゴールで26対7と差を広げた。さらに、ディフェンス陣も活躍し、ハーブ・アダリーの60ヤードのインターセプトリターンタッチダウンが決まり、試合の勝負を決定づける。レイダースも終盤にミラーへのタッチダウンを決めるが、最後まで逆転には至らなかった。

試合後、パッカーズのロンバルディヘッドコーチはフィールドで選手たちに祝福されるシーンが印象的で、名将の勇退が噂される中での勝利となった。また、パッカーズではドン・チャンドラーもこの試合を最後に引退することが明らかにされ、名選手たちの去就に注目が集まった。最終的に、パッカーズはターンオーバーもペナルティもなく、非常に安定したパフォーマンスで試合を締めくくった。これにより、2連覇の偉業を達成し、NFLにおける伝説の一部として語り継がれることになる。

もう一度検索