第1潜水隊群

第1潜水隊群の概要

第1潜水隊群（Submarine Flotilla 1）は、日本の自衛隊における潜水艦隊の一部で、広島県呉市に位置する呉基地に配備されています。この部隊は、主に海上自衛隊の防衛活動に従事し、海洋の安全と安定を確保するための重要な任務を持っています。群司令は1等海佐が務め、首席幕僚がその役割を支えています。

沿革

第1潜水隊群の歴史は1962年8月1日に始まり、呉地方隊の隷下に新たに第1潜水隊が編成されたことで幕を開けます。1963年3月31日には、自衛艦隊の隷下に編成替えされ、その後1965年に第1潜水隊群という名称で新たに形成されました。これにより、司令部や護衛艦、潜水艦救難艦からなる多様な部隊が編成されたのです。

部隊は1967年に呉潜水艦基地隊の新設があり、その後1968年、1969年と続けて新たな潜水隊の編成が行われます。特に1973年には、第2潜水隊群が新しく編成され、それに伴い第3潜水隊や第4潜水隊が再編成されるなど、組織は拡充していきました。

さらに、1981年には潜水艦隊が新たに創設され、教育訓練隊もその直轄となります。1985年には第2潜水隊群へ再編成される動きがあり、その後も部隊の名称変更や新編成が続きました。

現行の部隊編成

令和5年3月20日の時点での第1潜水隊群の編成状況は以下の通りです。具体的には、潜水艦救難艦「ちはや」をはじめとした様々な潜水艦が配備されています。部隊は次のような形で構成されています：

• - 直轄艦

- ASR-403「ちはや」

• - 第1潜水隊

- SS-507「じんりゅう」
- SS-510「しょうりゅう」
- SS-514「はくげい」
- SS-594「いそしお」

• - 第3潜水隊

- SS-504「けんりゅう」
- SS-511「おうりゅう」
- SS-596「くろしお」
- SS-600「もちしお」

• - 第5潜水隊

- SS-501「そうりゅう」
- SS-502「うんりゅう」
- SS-503「はくりゅう」
- SS-508「せきりゅう」

• - 呉潜水艦基地隊

まとめ

第1潜水隊群は、自衛隊内での重要な役割を担い続けており、その活動は国の防衛に欠かせない存在です。過去の沿革を通じて築かれてきた経験と実績は、今後の海洋防衛においても大いに役立つことでしょう。

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