第2航空群

第2航空群について

第2航空群（Fleet Air Wing 2）は、日本の海上[[自衛隊]]に属する航空部隊で、青森県八戸市に位置する八戸航空基地に拠点を置いています。群司令は海将補の地位にあり、航空集団の一員として様々な任務を遂行しています。特に、気象庁との連携のもとで行うオホーツク海における海氷観測の活動が知られています。

沿革

第2航空群の歴史は、1957年の八戸航空隊の創設に遡ります。最初は大湊地方隊に編入され、数々の飛行隊が次々と編成されていきました。例えば、1958年には「第2飛行隊」が新たに設立され、1959年には「第13飛行隊」が新編されるなど、様々な変遷を経て現在の形に至っています。

1961年には航空集団の新設に伴い、八戸航空隊は第2航空群に改編され、これにより多くの航空機や部隊が集結しました。具体的には、P2V-7やS2F-1といった哨戒機が配備され、多様な任務を引き受けるようになりました。

1971年以降は、P-2J哨戒機の配備開始など、さらなる近代化が進みました。1985年にはP-3C哨戒機が導入され、1990年代には運用機種の見直しが行われました。特に1992年の八戸警衛隊の廃止と防空警衛隊の新編は、地方における航空の防衛力強化に寄与しました。

2000年代に入ると、体制の見直しや部隊の再編が行われ、八戸航空基地の役割がさらに強化されました。2008年には新たに第2航空隊が編成され、2010年には海外派遣も行われるようになりました。

現在の体制

2023年現在、第2航空群は以下のような構成で運営されています。八戸航空基地に設置された司令部には、群司令、首席幕僚、幕僚、先任伍長が含まれます。部隊編成は非常に多様であり、第2航空隊と第2整備補給隊、そして八戸航空基地隊がその中心を担っています。

部隊編成

• - 第2航空隊: 基地内には、第21飛行隊および第22飛行隊が存在し、P-3C哨戒機を運用しています。
• - 第2整備補給隊: 各種整備隊や補給隊が設けられ、高度な整備・補給任務を実施します。
• - 八戸航空基地隊: 警衛隊、運航隊、経理隊、厚生隊、衛生隊などが編成され、基地運営全般を担っています。

未来の展望

最近では、最新技術を取り入れ、2023年にはMQ-9Bシーガーディアンという無人機の運用テストを開始しました。これは、今後の航空任務をさらに多様化し、効率化を図る重要なステップとなるでしょう。

第2航空群は、国防の要として、また地域の安全を守るために、今後も重要な役割を果たしていくことが期待されています。

もう一度検索