第204回国会

第204回国会に関する詳細

第204回国会とは
2021年1月18日に始まった、令和3年の通常国会です。この国会の会期は、2021年6月16日までの150日間に設定されていました。各政党や会派の議席数も変動し、多様な議論が繰り広げられました。

主な審議内容

この国会では、内閣提出の法律案（閣法）や、衆議院議員による提出法案（衆法）、さらには条約についても審議が行われました。政策に関する議論が国会の中心的なテーマとなりました。

召集前と会期中の流れ

国会は1月18日に召集されました。開会式では、天皇の「おことば」が述べられ、衆議院と参議院それぞれで政府の施政方針演説が行われました。菅義偉内閣総理大臣をはじめ、外務大臣や財務大臣、経済財政政策担当大臣の経済に関する演説が行われました。

1月20日 - 代表質問

この日の衆議院本会議では、立憲民主党の枝野幸男代表や自由民主党の幹事長・二階俊博が質疑を行いました。情報公開と透明性が求められる場面でした。

1月21日 - 代表質問続行

この日も国会は活発に動きました。参議院では立憲民主党の水岡俊一、自由民主党の武見敬三による質疑が行われ、午後には公明党、日本共産党、日本維新の会、国民民主党の議員たちによる質疑が続きました。特に有名な事件となった河井案里議員に関する有罪判決が発表されたのもこの時です。

代表質問の最終日

1月22日には、最後の代表質問が行われました。多くの議員から様々な質問が飛び交い、国政を巡る重要な論点が議論されました。

2月の動き

2月には、自民党内での不祥事が報じられ、松本純国会対策委員長代理や遠山清彦幹事長代理が銀座の高級クラブに出席していたことが問題となりました。この影響で遠山は議員辞職をし、松本らも離党勧告を受けました。また、希望の党の井上一徳議員も離党しました。

河井案里議員の辞職

事件の余波が続く中、河井案里議員は2月3日に議員辞職を表明。公職選挙法違反で有罪となり、彼女の当選も無効化されました。これにより、衆議院は新たな議員を迎える必要が生じました。

3月から6月までの重要事項

3月には、無所属の数名の議員が国民民主党に入党し、党の構成が変わりました。また、4月の本会議では武田良太総務大臣に対する不信任案が否決され、自由民主党内での政治に対する信頼が維持されました。

5月には重要な法案が可決され、特に改正少年法が成立しました。成人年齢の引き下げに伴う規制強化が社会に与える影響に注目が集まりました。

6月には、衆参両院で重要な討論が行われ、記憶に残る党首討論が開催されました。菅義偉首相と他の主要政党の代表が意見を交わし、国民の関心を引きました。

会期末

最終日は6月16日であり、様々な法案が審議された後、最終的な決定がされました。国会の運営において、各党の動き、質疑応答、討論が一つの節目を迎えたことが強調される形となりました。

このように第204回国会では、日本の政治の中で重要な出来事や法案が扱われ、多くの議論が交わされました。各種法案や政治の変動を経て、次の国会へとつなげられる形となりました。

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