第205独立自動車化狙撃旅団 (ロシア陸軍)

第205独立自動車化狙撃旅団について

第205独立自動車化狙撃旅団（205 омсбр）は、ロシア陸軍に属する重要な旅団であり、主に第49諸兵科連合軍の指揮下に置かれています。この旅団は1995年3月17日に設立が決定され、同年5月1日に編成が完了しました。創設の日としては5月2日が記念日に定められています。

旅団の歴史

旅団は1996年以降、多くの戦闘任務を遂行しました。その中でも特筆すべきは、1996年1月7日にピェルヴォマイスキー町においてラドゥーエフ連隊の部隊を壊滅させたことや、3月にグローズヌイで敵部隊を撃退した出来事です。

1996年7月には、シャラジおよびコムソモリスコエ地区で匪賊部隊に対する大規模な作戦を展開し、成功を収めました。また、1998年9月23日には名誉称号「コサック」を授与されました。この名称は、部隊の勇敢さと業務の重要性を象徴しています。

さらに、1999年8月から9月にかけて、ボトリフおよびカラマヒ地区でシャミル・バサエフとアミール・ハッターブの部隊を撃滅し、同年10月にはズナメンスカヤを解放しました。2000年に入ってからも、グローズヌイやシャーミ・ユルトの解放に貢献し、その経験と規模が増していきました。

旅団の編制

第205独立自動車化狙撃旅団は以下の部隊で編成されています。

• - 第1387独立自動車化狙撃大隊
• - 第1393独立自動車化狙撃大隊
• - 第1394独立自動車化狙撃大隊
• - 第28独立戦車大隊
• - 第321独立自走榴弾砲大隊
• - 第327独立ロケット砲大隊
• - 第1329独立対戦車砲大隊
• - 第346独立高射ミサイル大隊
• - 第1398独立偵察大隊
• - 第93独立工兵大隊
• - 第147独立電波電子戦中隊
• - 第1681特使・郵便勤務局

さらに、通信や物資保障、修理・復旧部隊、放射線・化学・生物学的防護部隊、衛生中隊、警備部隊なども含まれています。また、軍楽隊や演習場も旅団の重要な一部として機能しています。

装備

この旅団は、多彩な装備を誇っています。主な装備には次のようなものがあります。

• - T-72B3：40両
• - T-72K：1両
• - MT-LB：237両
• - BM-21「グラード」：18両
• - 152mm自走榴弾砲2S19M2「アカーツィヤ」：36両
• - 120mm迫撃砲2S12「サニ」：18両
• - 100mm砲MT-12「ラピラ」：6両
• - 自走対戦車誘導弾複合体9P149「シュトゥルム-S」：12両
• - BTR-70/80：5両
• - BRDM-2：4両
• - 戦闘車9A331「トール-M1」：12両
• - 戦闘車9A34（35）「ストレラ-10」：6両
• - 自走高射機関砲2S6M「ツングースカ」：6両

このように、第205独立自動車化狙撃旅団は、豊富な歴史と多様な編制からなる部隊として、ロシア陸軍の中での重要な役割を果たしています。

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