第21回ブルーリボン賞 (鉄道)

第21回ブルーリボン賞について

第21回ブルーリボン賞は、1978年に鉄道友の会によって決定されたもので、日本の鉄道車両の中で特に優れた性能やデザインを持つ車両に与えられます。この賞は日本国内で営業運転を行っている新形式車両の中から選ばれます。具体的には、1977年の1月1日から12月31日までの間に営業運転を始めた車両、またはそれと見なされる車両が候補となります。この選定過程では、候補車両として約20車種が挙げられ、その中からブルーリボン賞とローレル賞の受賞車両が決定されます。

選定基準

受賞対象となる車両は、候補となる時点で通常の営業運転をしていることが求められます。このような基準に基づき、最終的に指定された受賞車両により、業界における技術革新やデザインの進歩が評価されることとなります。

受賞車両

ブルーリボン賞

第21回ブルーリボン賞に選ばれたのは、近畿日本鉄道の12400系電車です。この車両は、その先進的なデザインと優れた運行性能が評価されました。12400系は、多くの顧客の利便性を考慮した設計がなされており、快適な乗車体験を提供することに成功しています。

ローレル賞

同年のローレル賞には、東京都交通局の7000形電車と神戸市交通局の1000形電車の2形式が選定されました。7000形電車は、その効率的な運行と快適な車両設計で東京都心の公共交通機関に貢献しています。また、1000形電車は、神戸市内での利便性を高めるために設計され、多くの乗客から高い評価を得てきました。

候補車両一覧

ブルーリボン賞およびローレル賞の選考にあたっては、鉄道友の会の選考委員会が20車種を候補として挙げ、その中から最終的にブルーリボン賞とローレル賞が選ばれました。候補に名を連ねた車両はそれぞれ独自の特色があり、技術的な革新やデザインにおいても多様性があります。

このように、ブルーリボン賞とローレル賞は、日本の鉄道業界における重要なイベントであり、毎年選出される受賞車両は、業界の発展に寄与する重要な役割を果たしています。受賞車両に対する評価は、ただ単に性能やデザインにとどまらず、利用者の利便性や快適性も重要な要素として加わっています。

この賞を通じて、鉄道の個々の形式が持つ特性や魅力が多くの人々に広まり、より多くの利用者に愛される鉄道の未来を築く一助となることが期待されています。

もう一度検索