第21装甲旅団 (ドイツ連邦陸軍)

第21装甲旅団「リッペラント」の概要

第21装甲旅団「リッペラント」（ドイツ語：Panzerbrigade 21 "Lipperland"）は、ドイツ連邦陸軍に所属する一つの旅団です。この旅団は、現在第1装甲師団の指揮下にあり、司令部はアウグストドルフを拠点としています。旅団の軍隊は、主にアウグストドルフに駐屯しています。

任務内容

第21装甲旅団は、介入戦力の一部として訓練を受けており、ドイツ陸軍の出動任務区分に基づいて多種多様なミッションに携わっています。特に、旅団はNATOやEUの枠内で平和維持活動を行っており、必要な条件を整えつつ安定した任務を遂行しています。また、同盟国との共同防衛任務や伝統的な国防活動にも注力しています。

部隊編成

旅団の編成は2007年に第200装甲工兵中隊を統合した結果、その構成は以下の通りとなっています：

• - 旅団司令部中隊（アウグストドルフ）
• - 第203戦車大隊（アウグストドルフ）
• - 第212装甲擲弾兵大隊（アウグストドルフ）
• - 第215装甲砲兵大隊（アウグストドルフ）
• - 第7後方支援大隊（ウンナ）
• - 第210装甲工兵中隊（アウグストドルフ）
• - 第210偵察中隊（アウグストドルフ）

歴史背景

第21装甲旅団の起源は1957年8月15日にさかのぼります。この日、ウンナにてC3装甲戦闘群が編成され、第3装甲師団の指揮下に置かれました。初期の隷下部隊には第212装甲擲弾兵大隊と第215装甲砲兵大隊が含まれており、これらの部隊は今もなお旅団の一部を形成しています。

1959年には、戦闘群はアウグストドルフにおいて編成を終え、同年3月に第21装甲旅団に改編されました。以降、各種編成を経て旅団は体制を整えてきました。

1988年には「リッペラント」という名称が与えられ、リッペ郡が後援自治体となりました。

出動実績

旅団は数多くの国内外の任務に参加しています。1956年にはパーダーボルン・ラントの洪水救援を行い、1993年にはソマリアで国際連合の活動にも参加しました。ボスニア・ヘルツェゴビナの安定化任務や、コソボの平和維持活動にも関与しており、様々な国際的な任務に貢献しています。

歴代旅団長

旅団長には通常、陸軍准将が任命されますが、一時的には陸軍大佐が務めることもあります。この場合、在任中に将官へ昇進する処置が取られ、旅団の指揮系統の整合性が保たれます。

まとめ

第21装甲旅団「リッペラント」は、その長い歴史と多様な任務によって、ドイツ連邦陸軍における重要な役割を果たしてきました。平和維持活動から国防任務まで、旅団は必要な訓練を行い、国内外での出動準備を整えています。

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