第35回全国地域サッカーリーグ決勝大会

第35回全国地域サッカーリーグ決勝大会

第35回全国地域サッカーリーグ決勝大会は、2011年の11月18日から12月4日まで、福井県及び兵庫県、高知県、大阪府で開催されました。この大会は、現在の全国地域サッカーチャンピオンズリーグの前身として位置づけられ、全国各地から地域リーグの精鋭が集まる場となります。

大会の概要

大会の運営形式は前年と同様で、出場チームの選定にも一定の優遇措置が設けられていました。特に、Jリーグ準加盟クラブであるSC相模原は、今回も特別な優遇措置が認められたことで、出場を果たしましたが、この優遇措置は大会終了をもって廃止されることとなりました。また、東京都リーグ1部に所属する東京23FCは、第47回全国社会人サッカー選手権大会での優勝により、新たに出場権を得ました。これは、地域リーグ以外のクラブで優遇措置を申請していないチームが参加する初のケースです。

出場チーム

大会には、各地域リーグの優勝チームおよび特別なケースで選ばれたチームが出場しました。具体的には、以下のように9つの地域からチームが集結しました。

• - 北海道：ノルブリッツ北海道
• - 東北1部：福島ユナイテッドFC
• - 関東1部：Y.S.C.C.
• - 北信越1部：JAPANサッカーカレッジ
• - 東海1部：shizuoka.藤枝MYFC
• - 関西1部：奈良クラブ
• - 中国：デッツォーラ島根
• - 四国：黒潮FC
• - 九州：HOYO AC ELAN大分

さらに、優遇措置に基づいて出場した1チームには、関東2部からのSC相模原が含まれています。また、全国社会人サッカー選手権大会からは、優勝した東京23FCが代表として選ばれました。

試合の進行

大会は、1次ラウンドと決勝ラウンドで構成され、各グループ内での対戦を経て、成績上位のチームが決勝ラウンドに進出するシステムです。各グループの上位2チームは決勝ラウンドに進むことができ、ランキングは勝ち点、得失点差、総得点数といった基準で決定されました。特に重要なのは、PK戦による得失点差ですが、PK戦が行われた試合数が異なる場合は適用されないルールもあります。

最終結果と昇格

決勝ラウンドの結果は、以下の通りで、日本フットボールリーグ（JFL）への昇格権も決まります。

• - 自動昇格

1位 - Y.S.C.C.
2位 - shizuoka.藤枝MYFC
3位 - HOYO AC ELAN大分

特に、3位のHOYO AC ELAN大分は、入れ替え戦の実施がなくなったため自動的に昇格の道を得ました。これにより、JFLでは空き枠が生じ、新たなチームが加わる機会が与えられました。

まとめ

この第35回全国地域サッカーリーグ決勝大会は、地域リーグのチャンピオンたちが集まった熱い戦いの場であり、多くの選手たちにとって重要なキャリアの一歩となったことでしょう。サッカーの地域間の交流と発展を促すこの大会の意義は、今後も続いていくことでしょう。

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