第38回全国大学ラグビーフットボール選手権大会

第38回全国大学ラグビーフットボール選手権大会

第38回全国大学ラグビーフットボール選手権大会は、日本の大学ラグビーにおける頂点を決定するトーナメントとして、2001年（平成13年）12月16日から2002年（平成14年）1月12日までの期間にわたって開催されました。この年の大会では、関東学院大学が見事なパフォーマンスを見せ、2年連続となる通算4度目の優勝を果たしました。

大会概要

全国から選抜された強豪16校が出場し、大学ラグビーの日本一を目指しました。決勝戦には、前年度覇者である関東学院大学と、伝統校である早稲田大学が進出。両校による緊迫した戦いの結果、関東学院大学が21対16のスコアで勝利を収め、栄えある連覇を達成しました。

開催日程

大会は年末年始にかけて、以下の日程で進行しました。3位決定戦は実施されませんでした。

2001年12月16日：1回戦
2001年12月23日：2回戦
2002年 1月 2日：準決勝
2002年 1月12日：決勝

使用された競技場

大会期間中、全国各地の主要なラグビー場で熱戦が繰り広げられました。準決勝および決勝は東京の国立競技場で行われ、1回戦と2回戦は複数の会場が使用されました。

国立競技場（東京都新宿区）：準決勝、決勝
秩父宮ラグビー場（東京都港区）：1回戦、2回戦
花園ラグビー場（大阪府東大阪市）：1回戦、2回戦
熊谷ラグビー場（埼玉県熊谷市）：1回戦
三ツ沢公園球技場（神奈川県横浜市）：1回戦
瑞穂公園ラグビー場（愛知県名古屋市）：1回戦
博多の森球技場（福岡県福岡市）：1回戦

出場大学

全国各地区のリーグ戦を勝ち抜いた16校が、大学ラグビー日本一の座をかけて集いました。出場校とその所属リーグ、連続出場回数を含む出場回数は以下の通りです。

関東大学対抗戦
早稲田大学：1位（18年連続35回目）
慶應義塾大学：2位（4年連続19回目）
明治大学：3位（17年連続31回目）
帝京大学：4位（3年連続9回目）
日本体育大学：5位（2年ぶり21回目）
関東大学リーグ戦
関東学院大学：1位（12年連続12回目）
法政大学：2位（10年連続19回目）
中央大学：3位（3年ぶり10回目）
日本大学：4位（8年連続12回目）
関東第5代表
大東文化大学：関東代表決定戦より（3年連続14回目）
関西大学リーグ
立命館大学：1位（3年連続5回目）
同志社大学：2位（28年連続37回目）
近畿大学：3位（3年連続4回目）
大阪体育大学：4位（13年連続18回目）
関西第5代表
京都産業大学：関西代表決定戦より（17年連続19回目）
九州学生リーグ
* 福岡大学：1位（2年ぶり15回目）

大会の軌跡と決勝戦

各大学は厳しいトーナメントを勝ち上がり、決勝の舞台を目指しました。関東勢が多くを占める中、関西や九州の代表校も健闘を見せました。迎えた決勝戦では、関東学院大学と早稲田大学が、互いのプライドをかけて激突。一進一退の攻防が繰り広げられましたが、最終的に関東学院大学が早稲田大学の追撃を振り切り、5点差で勝利を手にしました。この優勝により、関東学院大学は前年度からの勢いを維持し、大学ラグビー界における確固たる地位を改めて示しました。

結び

第38回大会は、関東学院大学の力強い連覇という結果で幕を閉じました。出場各校の選手たちは、冬のグラウンドで若々しい情熱と鍛え上げられたスキルを披露し、多くのラグビーファンを魅了しました。この大会での経験は、出場した全ての選手にとって、その後のラグビー人生における貴重な財産となったことでしょう。

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