第39回全国大学ラグビーフットボール選手権大会

第39回全国大学ラグビーフットボール選手権大会 概要

2002年度の大学ラグビー日本一を決める第39回全国大学ラグビーフットボール選手権大会は、2002年12月15日から2003年1月11日にかけて開催されました。この大会は、全国の有力大学ラグビーチームが一堂に会し、栄光のタイトルを懸けて争う、年末年始の風物詩ともいえるイベントです。

大会の焦点：早稲田大学の復活優勝

今大会最大の注目は、決勝戦で実現した早稲田大学と関東学院大学の対戦でした。特に、早稲田大学にとっては実に13年ぶりとなる決勝進出であり、久々の大学日本一を目指す戦いとなりました。対する関東学院大学は、この大会で3連覇という偉業達成を懸けて決勝に臨みました。

決勝戦は2003年1月11日、国立競技場で行われました。試合は白熱した展開となり、両チームともに持ち味を発揮しましたが、最終的には早稲田大学が27対21のスコアで関東学院大学を破り、見事に優勝を果たしました。この勝利により、早稲田大学は通算11回目の大学選手権制覇となり、古豪復活を印象付けました。

大会日程と開催地

大会は以下の日程で進行しました。

1回戦: 2002年12月16日
2回戦: 2002年12月22日
準決勝: 2003年1月2日
決勝: 2003年1月11日

試合は全国各地の主要なラグビー場で行われました。使用された競技場は以下の通りです。

国立競技場（準決勝、決勝）
秩父宮ラグビー場（1回戦、2回戦）
花園ラグビー場（1回戦、2回戦）
熊谷ラグビー場（1回戦）
瑞穂公園ラグビー場（1回戦）
博多の森球技場（1回戦）

準決勝および決勝は、伝統の国立競技場で開催され、多くのラグビーファンが熱戦を見守りました。

出場校

今大会には、全国から選ばれた16校が出場しました。各リーグを勝ち抜いてきた強豪校が顔を揃えました。

関東大学対抗戦: 早稲田大学（1位）、慶應義塾大学（2位）、明治大学（3位）、帝京大学（4位）、筑波大学（第5代表）
関東大学リーグ戦: 関東学院大学（1位）、法政大学（2位）、東海大学（3位）、中央大学（4位）、流通経済大学（第5代表）
関西大学リーグ: 同志社大学（1位）、京都産業大学（2位）、立命館大学（3位）、近畿大学（4位）、龍谷大学（第5代表）
九州学生リーグ: 鹿屋体育大学（1位）

特に、東海大学と鹿屋体育大学は、この第39回大会が初の出場となりました。出場校の顔ぶれからも、各地区のレベルの高さがうかがえました。

大会はトーナメント方式で行われ、敗者はその時点で敗退となる厳しい形式でした。なお、3位決定戦は行われませんでした。

この第39回大会は、早稲田大学の13年ぶりの栄冠と、それに挑んだ強豪たちの熱戦が記憶に残る大会となりました。

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