第39回日本カーリング選手権大会

2022年5月21日から29日にかけて、北海道北見市のアドヴィックス常呂カーリングホールで第39回日本カーリング選手権大会が開催されました。今大会は、新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止のため、無観客試合となりました。

今大会の大きな特徴として、出場枠の変更が挙げられます。2年ぶりに9枠となり、ワールドカーリングツアー（WCT）ランキングによる最上位枠が廃止され、代わりにワイルドカード枠が男子2枠、女子1枠追加されました。これにより、前年度優勝チーム、前年度準優勝チーム、2022年世界選手権代表チームに加え、北海道、東北、中部、関東、西日本の各ブロック代表チーム、そしてワイルドカード枠を獲得したチームが熱戦を繰り広げました。

男子の優勝はSC軽井沢クラブ。5年ぶり9回目の栄冠を手にし、2022年11月開催予定のパンコンチネンタルカーリング選手権への出場権を獲得しました。一方、女子はロコ・ソラーレが2年ぶり3回目の優勝を果たし、同選手権への切符を掴みました。

大会は、まず9チームによるラウンドロビン（予選リーグ）が行われ、上位4チームが決勝トーナメントに進出。決勝トーナメントではプレーオフシステムにより優勝チームが決定しました。各試合は10エンド制で、シンキング持ち時間38分、チームタイムアウト1回というルールで行われました。ラウンドロビンの順位決定は、勝率、直接対決の勝敗、そしてDSC（Draw Shot Challenge）という指標によって行われました。

個人賞では、男子MVPに栁澤李空選手、女子MVPに藤澤五月選手が輝きました。彼らの活躍は、大会を盛り上げる大きな要因となりました。

ワイルドカード枠の選出方法は、各ブロック大会で2位となった5チームによるトーナメント形式の出場決定戦によって行われました。この出場決定戦は、大会直前の5月20日に開催され、激戦の末、ワイルドカードを獲得するチームが決定しました。

今大会は、新型コロナウイルス感染症の影響下で開催されたにもかかわらず、高いレベルのカーリングが展開され、多くの感動的なシーンが生まれました。選手たちの真剣なプレー、そして、それを支える関係者の努力によって、成功裏に幕を閉じました。

詳細な試合結果については、公式記録等をご参照ください。大会の熱気と興奮は、多くのカーリングファンに忘れられない記憶として刻まれたことでしょう。 今後の活躍にも期待が高まります。

なお、本大会の公式情報は、日本カーリング協会のウェブサイトやNHKの報道等で確認できます。

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