第39回社会人野球日本選手権大会予選

第39回社会人野球日本選手権大会 予選概要

第39回社会人野球日本選手権大会本戦への出場チームは、いくつかの異なるルートを経て決定されました。その道のりには、全日本クラブ野球選手権大会での優勝、主要JABA大会での栄冠、そして各地で開催された地区最終予選での激戦が含まれます。

全日本クラブ野球選手権

まず、クラブチームの頂点を決める第38回全日本クラブ野球選手権大会が本戦出場権をかけた最初の関門でした。トーナメントを勝ち進んだのは、和歌山箕島球友会とミキハウスREDS。決勝戦では、和歌山箕島球友会が2対0でミキハウスREDSを下し、見事優勝を飾るとともに、日本選手権本戦への出場権を獲得しました。

主要JABA大会

次に、社会人野球連盟（JABA）が主催する主要大会のうち、日本選手権の対象となる11大会の優勝チームにも本戦出場権が与えられました。各大会を制したのは以下のチームです。

第68回JABA東京スポニチ大会：Honda
第60回JABA静岡大会：JR東海
第42回JABA四国大会：JR東日本
第36回JABA日立市長杯争奪大会：三菱重工神戸
第56回JABA岡山大会：JR東日本
第55回JABA長野県知事旗争奪大会：新日鐵住金かずさマジック
第64回JABA京都大会：日本生命
第66回JABAベーブルース杯争奪大会：JR東海
第66回JABA九州大会：Honda熊本
第44回JABA東北大会：JX-ENEOS
第55回JABA北海道大会：NTT西日本

なお、すでに本戦出場権を獲得していたチームが優勝した場合、そのチームが所属する地区の最終予選出場枠が1つ増加する措置が取られました。第84回都市対抗野球大会優勝のJX-ENEOS、そしてJABA岡山大会で優勝したJR東日本により関東地区の最終予選枠が、JABAベーブルース杯大会で優勝したJR東海により東海地区の最終予選枠がそれぞれ1つ増えました。

地区最終予選

JABA大会優勝チームや都市対抗野球優勝チームを除く多くのチームは、最後の関門である地区最終予選へと進みました。各地区でトーナメントやリーグ戦が行われ、代表決定戦を制したチームが本戦への切符を手にしました。以下に、各地区最終予選を突破し、本戦出場を決めたチームとその代表決定戦の結果を記します。

北海道地区: 室蘭シャークス (代表決定リーグ戦 3勝0敗)
東北地区: 七十七銀行 (七十七銀行 3x－2 トヨタ自動車東日本)
北信越地区: バイタルネット (バイタルネット 8－3 伏木海陸運送)
関東地区:
富士重工業 (富士重工業 7－4 東芝 ※延長11回)
東京ガス (東京ガス 1－0 日立製作所)
明治安田生命 (明治安田生命 2－1 新日鐵住金鹿島)
JFE東日本 (JFE東日本 8－2 鷺宮製作所)
日本通運 (日本通運 4x－3 三菱重工横浜 ※延長10回)
セガサミー (セガサミー 5－3 NTT東日本)
東海地区:
トヨタ自動車 (トヨタ自動車 5－1 ヤマハ)
西濃運輸 (西濃運輸 4－1 王子 ※延長11回)
ヤマハ (ヤマハ 2－1 三菱重工名古屋 ※敗者復活)
東邦ガス (東邦ガス 4－2 王子 ※敗者復活)
近畿地区:
パナソニック (パナソニック 3－0 新日鐵住金広畑)
日本新薬 (日本新薬 13－0 大阪ガス)
新日鐵住金広畑 (新日鐵住金広畑 4x－3 大阪ガス ※敗者復活)
大阪ガス (大阪ガス 7－0 ニチダイ ※敗者再復活)
中国地区:
JFE西日本 (JFE西日本 1－0 ツネイシ)
三菱重工広島 (三菱重工広島 5－2 ツネイシ ※敗者復活)
四国地区: 四国銀行 (代表決定戦 2勝0敗でJR四国に勝利)
九州地区:
JR九州 (JR九州 9－3 九州三菱自動車)
熊本ゴールデンラークス (熊本ゴールデンラークス 4－3 九州三菱自動車 ※敗者復活)

結論

これらの激しい予選を経て、第39回社会人野球日本選手権大会本戦に出場する全チームが決定しました。各チームの予選での戦いぶりは、本戦での活躍を期待させるものとなりました。

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