第41回全日本大学サッカー選手権大会

1992年の11月25日から29日にかけて、第41回全日本大学サッカー選手権大会が開催されました。この大会には全国9つの地域から選出された15校と、総理大臣杯を制した筑波大学が参加し、多くのサッカーファンの注目を集めました。最終的に中央大学が27年ぶりに優勝を果たし、通算6度目のタイトルを手に入れました。

大会概要

全国各地の代表校が一堂に会するこの大会は、サッカーを通じて学校間の交流を深める大切な機会でもあります。1992年の大会には、筑波大学をはじめ、北海道代表の札幌大学、東北代表の岩手大学、関東からは国士舘大学や中央大学、早稲田大学などが参加しました。

大会日程

大会は4日間にわたり、以下のスケジュールで行われました:

- 1回戦: 1992年 11月25日
- 準々決勝: 1992年 11月26日
- 準決勝: 1992年 11月28日
- 決勝戦: 1992年 11月29日

開催地

決勝は名門の国立競技場で開催され、1回戦、準々決勝、準決勝は西が丘サッカー場、駒沢競技場、秋津サッカー場、武蔵野競技場などで行われました。

出場大学

大会に参加した主な大学は以下の通りです:

- 筑波大学 (前回優勝校、19回目の出場)
- 札幌大学 (北海道代表、23回目)
- 岩手大学 (東北代表、12年ぶり2回目)
- 国士舘大学 (関東第2代表、5年連続10回目)
- 中央大学 (関東第3代表、3年ぶり15回目)
- 早稲田大学 (関東第4代表、21回目)
- 東海大学 (関東第5代表、7年連続7回目)
- 金沢大学 (北信越代表、18回目)
- 中京大学 (東海代表、19回目)
- 大阪商業大学 (関西第1代表、24回目)
- 天理大学 (関西第2代表、2回目)
- 大阪体育大学 (関西第3代表、12回目)
- 徳山大学 (中国代表、初出場)
- 高知大学 (四国代表、9回目)
- 鹿屋体育大学 (九州第1代表、4回目)
- 福岡大学 (九州第2代表、19回目)

大会結果

試合は非常に白熱し、各チームの選手たちが素晴らしいプレーを披露しました。最終的に、決勝戦は中央大学と早稲田大学との対戦となりました。結果、中央大学が勝利を収め、見事な優勝を果たしました。

表彰

この大会では、数々の選手に特別な表彰が行われました。

- 最優秀選手賞: 沢田謙太郎（中央大学）
- 優秀選手賞:

- ベストGK: 中原幸司（中央大学）
- ベストDF: 渡辺毅（中央大学）
- ベストMF: 藤田俊哉（筑波大学）
- ベストFW: 上野良治（早稲田大学）

主な出場選手

大会に出場した選手たちの中には、今後のサッカー界で名を馳せる選手も多く含まれていました。筑波大学の大神友明や辛島啓珠、早稲田大学の斉藤俊秀や上野良治など、彼らのプレーは大会の記憶に強く刻まれています。

この第41回全日本大学サッカー選手権大会は、中央大学にとって特別な大会となり、今後も多くの後輩たちにとって励みとなることでしょう。また、サッカーを通じて大学間の交流が深まることは、地域スポーツの振興にも寄与するものと期待されます。

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