第43回ブルーリボン賞 (鉄道)

第43回ブルーリボン賞と第40回ローレル賞

2000年に行われた第43回ブルーリボン賞は、鉄道友の会によって選定されました。本賞は、日本国内で運行される鉄道や軌道車両に対して授与され、その年の新形式車両の中から、現に営業運転を行っている車両が評価対象となります。対象期間は1999年の1月1日から12月31日までの間に営業運転をした車両に限られ、選考時点で営業中の車両が基準となります。

選定基準と候補車両

選定のために、鉄道友の会のブルーリボン賞・ローレル賞選考委員会が候補車両をピックアップしました。最終的には、22種類の候補車両の中から、ブルーリボン賞には1形式、ローレル賞には3形式が選ばれました。

ブルーリボン賞受賞車両

• - 東日本旅客鉄道 E26系客車

この車両は、有効投票数4570票の中で最高得票数1101票を獲得し、見事ブルーリボン賞の栄冠に輝きました。E26系客車はそのデザインや快適さ、運行性能の面で高く評価されています。

ローレル賞受賞車両

• - 東海旅客鉄道（共同開発：西日本旅客鉄道） 700系新幹線電車

700系は、新時代の高速鉄道輸送を担う重要な車両としてその完成度が評価されました。その革新的な機能や高いキャパシティ、乗客の快適性を追求した設計が支持されました。

• - 東日本旅客鉄道 209系950番台（E231系900番台）電車

この電車も選ばれた理由は、新時代の電車として備えるべきシステムを細かく追求した点です。安全性や快適性を考慮した設計が評価されました。

• - 広島電鉄 5000形電車

5000形電車は、新しい日本の都市交通における欧州の車両技術およびコンセプトの普及が見込まれるとして評価されました。都市交通の発展を意識した設計が光ります。

その他の候補車両

第43回の選考には、鉄道友の会ブルーリボン賞・ローレル賞選考委員会が選定した25車両が候補として挙げられました。これらの車両は、運行性能や技術革新、快適性、安全性といった多角的な視点から評価され、それぞれの分野での優れた成果が期待されています。

このように、ブルーリボン賞とローレル賞は日本の鉄道業界における重要なマークであり、毎年の選定は多くの鉄道ファンや業界関係者にとって大きな関心を呼ぶイベントです。それぞれの受賞車両は、今後の日本の鉄道技術の発展に寄与し続けるでしょう。

もう一度検索