第45回
ゴールデンラズベリー賞は、2024年に公開された映画の中から「最低」と評価された作品を選出する映画賞です。受賞作品は、
ゴールデンラズベリー賞財団の会員である
アメリカ合衆国および海外24か国の映画ファン、映画批評家、映画ジャーナリスト、総勢1202人の投票によって決定されます。
授賞式は
2025年3月1日に開催され、それに先立ちノミネート作品は
2025年1月21日に発表されました。当初、ノミネート発表は1月16日に予定されていましたが、
ロサンゼルス近郊で発生した山火事の影響により、1月18日、さらに1月22日へと二度の延期を余儀なくされました。しかし、最終的には発表日が繰り上げられ、1月21日に発表される運びとなりました。
今回ノミネートされた作品の多くは、コミックを原作とする映画が占めており、『ザ・クロウ』、『
ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ』、『クレイヴン・ザ・ハンター』、『
マダム・ウェブ』など、18部門に及ぶノミネートが確認されています。また、アカデミー賞受賞者である
ケイト・ブランシェット、
レディー・ガガ、
ホアキン・フェニックス、
ジョン・ヴォイトといった名だたる俳優たちも、その名前がノミネートリストに挙がりました。特に注目すべきは、
ジョン・ヴォイトです。
アメリカ合衆国大統領ドナルド・トランプからハリウッド特別大使に指名された彼は、2024年に出演した5作品のうち4作品がノミネートされるという不名誉な記録を打ち立てました。
ゴールデンラズベリー賞は、その名の通り、映画界の「最低」を表彰する賞です。アカデミー賞のような華やかさとは対照的に、そのユーモラスな性質が、毎年話題を集めています。この賞は、映画ファンにとって、単なる批判の場ではなく、一種のエンターテイメントとして楽しまれている側面もあります。
関連情報として、
2024年の映画界を彩った他の主要な映画賞には、第97回アカデミー賞や第82回ゴールデングローブ賞などがあります。これらの賞と対比しながら、
ゴールデンラズベリー賞を楽しむのもまた一興でしょう。
詳しい情報については、公式ウェブサイト(英語)を参照してください。
公式ウェブサイト(英語)
関連情報
2024年の映画
第97回アカデミー賞
* 第82回ゴールデングローブ賞