第46回ロサンゼルス映画批評家協会賞

第46回ロサンゼルス映画批評家協会賞：2020年映画界を彩った才能たち

2020年、世界は未曽有の困難に直面しましたが、映画界は創造性を失わず、数々の傑作を生み出しました。第46回ロサンゼルス映画批評家協会賞は、そんな2020年の映画作品を評価する、映画業界における重要な賞です。2020年12月20日、各部門の受賞者が発表され、輝かしい才能たちがその功績を称えられました。

本記事では、各部門の受賞者とノミネーション作品を紹介します。受賞作は、その年の映画シーンを代表する作品群であり、映画史に名を刻むものとなるでしょう。一方、ノミネーション作品もまた、優れた作品ばかりで、受賞を逃した作品にも注目が集まりました。

主要部門の受賞結果

作品賞
受賞：『Small Axe』
次点：『ノマドランド』

歴史的にも重要な作品である『Small Axe』が作品賞を受賞しました。一方、ノミネーションされた『ノマドランド』も、その高い評価を裏付けるかのように次点に選ばれました。この2作品は、2020年を代表する作品として、多くの映画ファンに記憶されています。

監督賞
受賞：クロエ・ジャオ - 『ノマドランド』
次点：スティーヴ・マックイーン - 『Small Axe』

『ノマドランド』で鮮烈な演出を見せたクロエ・ジャオ監督が、見事監督賞を受賞しました。次点には、『Small Axe』を手がけたスティーヴ・マックイーン監督が選ばれ、両監督の才能の高さが改めて示されました。

主演男優賞
受賞：チャドウィック・ボーズマン - 『マ・レイニーのブラックボトム』
次点：リズ・アーメッド - 『サウンド・オブ・メタル 〜聞こえるということ〜』

惜しくもこの世を去ったチャドウィック・ボーズマンが、遺作となった『マ・レイニーのブラックボトム』で主演男優賞を受賞しました。彼の卓越した演技は、多くの観客の心を打ち、高い評価を得ました。次点には、『サウンド・オブ・メタル 〜聞こえるということ〜』のリズ・アーメッドが選ばれました。

主演女優賞
受賞：キャリー・マリガン - 『プロミシング・ヤング・ウーマン』
次点：ヴィオラ・デイヴィス - 『マ・レイニーのブラックボトム』

『プロミシング・ヤング・ウーマン』で主演を務めたキャリー・マリガンが、見事主演女優賞を受賞しました。彼女の繊細かつ力強い演技は、観客に強い印象を与えました。次点には、『マ・レイニーのブラックボトム』のヴィオラ・デイヴィスが選ばれました。

助演男優賞
受賞：グリン・ターマン - 『マ・レイニーのブラックボトム』
次点：ポール・レイシー - 『サウンド・オブ・メタル 〜聞こえるということ〜』

『マ・レイニーのブラックボトム』で圧倒的な存在感を示したグリン・ターマンが助演男優賞を受賞しました。彼の演技は、作品全体のクオリティを高める上で重要な役割を果たしました。次点には、『サウンド・オブ・メタル 〜聞こえるということ〜』のポール・レイシーが選ばれました。

助演女優賞
受賞：ユン・ヨジョン - 『ミナリ』
次点：アマンダ・サイフリッド - 『Mank/マンク|Mank_マンク』

『ミナリ』で素晴らしい演技を見せたユン・ヨジョンが、助演女優賞を受賞しました。彼女の演技は、世界中の観客の心を掴みました。次点には、『Mank/マンク|Mank_マンク』のアマンダ・サイフリッドが選ばれました。

その他の受賞作品

脚本賞
受賞：エメラルド・フェネル - 『プロミシング・ヤング・ウーマン』
次点：エリザ・ヒットマン - 『17歳の瞳に映る世界』

アニメ映画賞
受賞：『ウルフウォーカー』
次点：『ソウルフル・ワールド』

外国語映画賞
受賞：『Дылда』(ロシア)
次点：『マーティン・エデン』(イタリア、フランス)

ドキュメンタリー映画賞
受賞：『タイム』
次点：『コレクティブ 国家の嘘』

編集賞
受賞：ヨルゴス・ランプリノス - 『ファーザー』
次点：ガブリエル・ローズ - 『タイム』

撮影賞
受賞：シャビアー・カークナー - 『Small Axe』
次点：ジョシュア・ジェームズ・リチャーズ - 『ノマドランド』

音楽賞
受賞：トレント・レズナー、アッティカス・ロス、ジョン・バティスト - 『ソウルフル・ワールド』
次点：ミカ・レヴィ - 『Lovers Rock』

美術賞
受賞：ドナルド・グレアム・バート - 『Mank/マンク|Mank_マンク』
次点：セルゲイ・イヴァノフ - 『Дылда』

新人賞
受賞：ラダ・ブランク - 『40歳の解釈: ラダの場合』

功労賞
侯孝賢、ハリー・ベラフォンテ

ダグラス・エドワード実験/自主映画賞
* 『Her Socialist Smile』

この賞は、2020年の映画界において重要な功績を残した人々や作品を表彰するものであり、映画史に新たな1ページを刻むものとなりました。受賞者、ノミネーション作品、そして関わった全ての人々の努力に敬意を表します。

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