第46回国民体育大会

第46回国民体育大会の概要

第46回国民体育大会は、1991年に日本で開催された大規模なスポーツイベントです。大会は冬季と夏季に分かれて行われ、各地で様々な競技が繰り広げられました。特に、冬季大会ではスケートやスキーなどが行われ、夏季大会では幅広いスポーツが参加しました。大会を通じて、地域の結束やスポーツの振興が図られました。

大会テーマとマスコット

大会の冬季大会のテーマは「軽井沢国体」と「にいがた魚沼国体」、夏季・秋季大会は「石川国体」として、地域ごとの特色を前面に押し出していました。スローガンは「すばらしき 君の記録に わが拍手」で、選手たちの健闘を称える内容です。また、大会マスコットには加賀人形をモチーフにした「元気くん」が採用され、親しみやすい存在として展開されました。

冬季大会の詳細

スケート・アイスホッケー競技会

冬季大会では、スケートとアイスホッケー競技が1991年1月27日から30日に長野県軽井沢町で開催されました。「氷のかけ橋 きらめく出会い」をテーマに、多くの選手と観客が集まりました。競技はスムーズに行われ、地域の選手たちの活躍が光った瞬間が多くありました。

スキー競技会

続くスキー競技会は、2月19日から22日に新潟県塩沢町および六日町で行われ、「にいがた魚沼国体」がテーマとなりました。この大会では、「もえる心 みなぎる力 広がる友情」をスローガンに、選手たちが技術を競い合いました。新潟の美しい雪山を舞台に、選手たちの熱き戦いが展開されました。

夏季大会の詳細

夏季大会では、幅広い競技が実施され、多くの地域が参加しました。主な競技には、以下のものがあります。

• - 水泳 - 松任市、金沢市、輪島市にて、多くの水泳選手たちが集いました。
• - 陸上 - 金沢市の西部緑地公園で、陸上競技が行われました。
• - サッカー - 金沢市で行われ、多くのサッカーファンで賑わいました。
• - テニス、ボクシング、バレーボール なども各市で実施され、競技は大いに盛り上がりました。

大会の特色

本大会では、石川県ならではの特色を活かしたが、開会式ではアルフレッド・リードの作曲による「ゴールデン・イーグル」など、地域に根ざした音楽が使用されました。この曲は、石川県の県鳥であるイヌワシに由来する作品で、大会の雰囲気を一層盛り上げるものでした。また、マスコットに関連する「元気マーチ」という楽曲も人気を博しました。

総合成績

大会終了後の結果として、天皇杯では石川県が1位を獲得しました。続いて埼玉県と大阪府が続きました。一方、皇后杯では石川県が再び1位に立ち、福岡県、埼玉県がそれに続きました。この成績は、石川県のスポーツ振興において重要な意味を持つ結果となりました。大会の成功は、選手、関係者、地域の協力によって成し遂げられたものであり、各地の活気をもたらしました。

参考文献

この大会についての詳細は、『国民体育大会五十年のあゆみ』をご覧ください。発行元は日本体育協会です。大会の標準や成果を後世に伝えるための貴重な資料と言えるでしょう。

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