第46回天皇杯全日本サッカー選手権大会

第46回天皇杯全日本サッカー選手権大会について

第46回天皇杯全日本サッカー選手権大会は、1967年の1月12日から1月15日までの期間に開催されました。この大会は日本のサッカーにおいて重要な役割を果たしており、特に大学チームへの出場権の付与に関して新たな変更が行われました。これにより、全国大学サッカー選手権大会（通称インカレ）の上位4チームが出場することが決定されたのです。

出場チーム

この大会には多くの強豪チームが参加しました。日本サッカーリーグ（JSL）の代表としては、JSL優勝の東洋工業が16回目、JSL準優勝の八幡製鉄が12回目、3位の古河電工が7回目、4位の三菱重工が2回目の出場を果たしました。

一方、大学からは、インカレで優勝した早稲田大学が9回目の出場を果たしました。また、準優勝の中央大学は7回目、3位の東京教育大学は4回目、4位の関西学院大学が10回目の出場を果たしています。これらのチームは、新たな戦力と意気込みを持って大会に挑みました。

大会のスタイル

本大会とその前回の第45回は、駒沢競技場で決勝戦が行われたことが特筆されます。この大会では、天皇杯が新しいデザインに更新され、新たに2代目天皇杯が贈呈されました。2代目天皇杯の初受賞チームは、最上級生の釜本邦茂選手をエースストライカーとして擁する早稲田大学です。彼の活躍により、早稲田はこの大会の優勝を飾りました。

学生チームによる天皇杯制覇はこの大会が最後となり、その後の大会ではプロチームが優位を保つことになりました。学生チームの奮闘があった一方で、次第に形勢が変わっていく様子を伺わせます。

大会の意義

この大会は単なる勝敗以上の意味を持ち、大学生たちにとっては自らの技術を試す場であり、将来的なキャリアパスに影響を与える重要な試合でもありました。若手選手が経験を積む機会でもあり、プロの舞台への登竜門としての役割も果たしていたのです。

大会終了後、選手たちは各自の進む道へと戻りますが、この期間に得た経験や思い出は一生の宝となることでしょう。

参考資料と関連項目

大会に関する詳細情報は、第94回天皇杯全日本サッカー選手権大会の大会パンフレット（p. 56）や、JSL及び全国大学サッカー選手権大会の公式情報が参考になります。今後の天皇杯の動向にも注目していく必要があります。

この大会は日本サッカーの歴史の中で重要な位置付けを持ち、冷静に振り返ることで、当時のサッカー界の状況や学生たちの成長を感じさせてくれます。

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