第46回都市対抗野球大会予選

第46回都市対抗野球大会予選

この文書は、第46回都市対抗野球大会の本戦に出場するチームを決定するために行われた、全国各地の予選の結果を詳述するものです。本大会には、前回大会で優勝した大昭和製紙北海道が推薦枠として既に出場権を得ており、それ以外の出場枠は各地区予選を勝ち抜いた全31チームによって争われました。予選は多くの場合、都道府県単位の1次予選と、複数県合同の地区単位で行われる2次予選に分かれており、各地区の代表枠数に応じて勝ち抜き方式やリーグ戦形式など、様々な方法で代表チームが決定されました。なお、1次予選における詳細なコールドゲームのイニングや延長戦の回数については、ここでは記述を割愛しています。

出場枠内訳

推薦出場：1チーム（大昭和製紙北海道）
地区代表：31チーム
北海道：2枠
東北：2枠
北関東：1枠
南関東：2枠
東京：3枠
川崎市：1枠
横浜市：1枠
山梨・静岡：2枠
信越：1枠
名古屋市：1枠
東海北陸：2枠
京都市：1枠
大阪市：2枠
神戸市：1枠
東近畿：1枠
西近畿：2枠
中国：2枠
四国：2枠
九州：2枠

各地区予選の結果概要

全国の各地区で、本戦出場を目指す多くのチームが熾烈な戦いを展開しました。以下に、地区ごとの代表決定戦の結果と、本戦出場を決めたチームをまとめます。

北海道地区：1次予選を経て行われた代表決定リーグ戦では、新日鉄室蘭が4勝無敗で第1代表の座を獲得。第2代表には電電北海道が入り、両チームが本戦出場を決めました。
東北地区：各県1次予選を勝ち抜いたチームが東北2次予選に進出。激戦の末、盛岡鉄道管理局と谷村新興が代表権を獲得しました。
北関東地区：茨城、栃木、群馬の各県1次予選の後、北関東2次予選で本戦出場チームを決定。この地区からは富士重工業が唯一の代表となりました。
南関東地区：神奈川（横浜市、川崎市除く）、東京多摩、埼玉、千葉の1次予選を勝ち抜いたチームが南関東2次予選に進出。電電関東と本田技研が本戦への切符を掴みました。
東京地区：都内各チームによるトーナメントと敗者復活戦を実施。東京ガス、電電東京、鷺宮製作所の3チームが代表の栄誉に輝きました。
川崎地区：リーグ戦形式で代表を決定。日本鋼管が地区代表として本戦へ進みました。
横浜地区：トーナメント戦を経て、代表決定戦で日本石油が勝利し、本戦出場を決めました。
山梨・静岡地区：複雑な1次予選と、3チームが同率で並び再リーグ戦となった2次予選を勝ち抜いたのは、大昭和製紙と河合楽器でした。
信越地区：新潟、長野、富山の1次予選後、信越2次予選がリーグ戦で行われました。三協精機が全勝で代表権を獲得しました。
名古屋市地区：トーナメントと敗者復活戦を経て、電電東海が激戦を制し本戦出場を決めました。
東海北陸地区：トーナメントと敗者復活戦により2チームを選出。西濃運輸と新日鉄名古屋が代表の座を射止めました。
京都市地区：トーナメントと代表決定リーグ戦の結果、大丸が京都市代表として本戦に出場することになりました。
大阪市地区：トーナメントと敗者復活戦を実施。日本生命と電電近畿が本戦出場を決めました。
神戸地区：トーナメントと敗者復活戦を経て、三菱重工神戸が神戸地区代表となりました。
東近畿地区：トーナメントと敗者復活戦を勝ち抜いたのは松下電器でした。
西近畿地区：トーナメントと敗者復活戦により、住友金属と鐘淵化学が本戦出場権を得ました。
中国地区：岡山、広島、山口の1次予選を通過したチームが中国2次予選で激突。協和発酵と日本鋼管福山が代表となりました。
四国地区：トーナメントと敗者復活戦が行われ、丸善石油と電電四国が本戦出場権を獲得しました。
九州地区：大分、熊本の1次予選後、九州2次予選を実施。三菱重工長崎と電電九州が本戦進出を決めました。

これらの予選を勝ち抜いたチームが、第46回都市対抗野球大会本戦の舞台へと駒を進め、黒獅子旗を目指して熱戦を繰り広げました。

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