第49期棋聖戦 (囲碁)

第49期棋聖戦は、2025年に開催される囲碁の七大棋戦の一つであり、その年の棋聖の座を決定する重要な戦いです。前期の棋聖と、挑戦者決定戦を制した棋士が、七番勝負で激突します。

主催は読売新聞社、日本棋院、関西棋院。特別協賛としてサントリーホールディングスが名を連ねています。

対局方式

参加資格を持つのは、日本棋院および関西棋院に所属する棋士です。棋聖戦の挑戦者を決めるまでには、複雑なプロセスを経ます。

1. ファーストトーナメント (FT): 東西に分かれてトーナメントが行われ、勝ち残った16名がCリーグに昇格します。
2. S-Cリーグ: Cリーグはスイス式トーナメント形式で、5連勝すると優勝、3敗するとFTに降格となります。SリーグとBリーグは総当たり戦です。Bリーグでは、1組と2組の1位同士がプレーオフを行い、その勝者が挑戦者決定戦に進みます。
3. 挑戦者決定戦: 各リーグの優勝者と、Sリーグ2位の計5名によるパラマストーナメントが行われます。前期棋聖への挑戦者を決定するこのトーナメントでは、Sリーグ1位の棋士に1勝のアドバンテージが与えられます。

コミは6目半。

持ち時間は、FTとBリーグが各3時間、Aリーグが各4時間、Sリーグと挑戦者決定トーナメントが各5時間、そして挑戦手合七番勝負が各8時間（二日制）となっています。

優勝賞金は4300万円です。

Sリーグでは、上位2名が挑戦者決定トーナメントに進出し、下位2名が降格となります。

挑戦手合七番勝負

第1局と第7局では、先手・後手をニギリで決定します。対局は二日制で、各8時間の持ち時間が与えられます。どちらかが4勝した時点で決着となり、以降の対局は行われません。

注目棋士

前期棋聖は誰になるのか、挑戦者は誰になるのか、今後の対局から目が離せません。

井山：碁聖・十段のタイトル保持者。
一力：名人・天元・本因坊のタイトル保持者。

対局会場は、特記がない限り日本棋院本院で行われます。

関連情報

第37期竜王戦

外部リンク

第49期棋聖戦 - 日本棋院

第49期棋聖戦は、多くの囲碁ファンにとって見逃せない戦いとなるでしょう。

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