第5回全国高等学校バスケットボール選抜優勝大会

第5回全国高等学校バスケットボール選抜優勝大会

1975年3月26日から29日まで、東京の代々木体育館別館にて第5回全国高等学校バスケットボール選抜優勝大会が開催されました。この大会から出場校の数が24校に増え、全国各地の高校バスケットボールの熱戦が繰り広げられました。

男子バスケットボール

男子の部での優勝は能代工業が果たしました。このチームは2年連続の優勝を達成し、強豪校としての地位を確立しました。今大会は特に印象的な結果が数多く見られました。準々決勝では能代工業が三条に対して90-60で勝利し、その勢いに乗って準決勝でも土浦日本大学を75-64で下しました。

決勝戦では能代工業が福岡大学附属大濠と対戦しました。この試合では能代工業が力強いプレーを展開し、最終的には100-58という圧倒的なスコアで勝利を収めました。この試合での能代工業のパフォーマンスは、他のチームを圧倒するものでした。

成績

• - 準々決勝

能代工業 90 - 60 三条
福岡大学附属大濠 83 - 66 相模工業大学附属
土浦日本大学 89 - 49 岐阜農林
洛南 91 - 80 京北

• - 準決勝

能代工業 75 - 64 土浦日本大学
福岡大学附属大濠 62 - 56 洛南

• - 3位決定戦

土浦日本大学 72 - 66 洛南

• - 決勝

能代工業 100 - 58 福岡大学附属大濠

大会の優秀選手としては見上義男、小野秀二が能代工業から選ばれました。また、福岡大学附属大濠や土浦日本大学からも印象的な選手が名を連ねています。

女子バスケットボール

一方、女子の部では樟蔭東が初優勝を達成しました。樟蔭東は準々決勝で大曲に83-59で勝利し、その後の準決勝でも昭和学院に87-44で圧勝するなど、強力なチーム力を示しました。

決勝戦では、大妻と対戦し、57-51という接戦を制しました。この試合では樟蔭東が最後まで粘り強さを見せ、最終的に勝利を収めることができました。

成績

• - 準々決勝

樟蔭東 83 - 59 大曲
昭和学院 65 - 49 鶴鳴女子
甲子園学院 46 - 42 秋田市立
大妻 65 - 31 札幌静修

• - 準決勝

樟蔭東 87 - 44 昭和学院
大妻 65 - 45 甲子園学院

• - 3位決定戦

昭和学院 58 - 54 甲子園学院

• - 決勝

樟蔭東 57 - 51 大妻

樟蔭東からは高津泰子、佐藤和子、西田裕子が大会ベスト5に選ばれ、彼女たちの活躍が優勝の原動力となりました。

参考文献

この情報は朝日新聞の1975年3月号に基づいています。大会の詳細な試合結果や統計は、出場した選手たちの努力と競い合いによって得られた歴史的な記録です。

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