第5期棋王戦

第5期棋王戦：中原誠が米長邦雄を破り初の棋王位獲得

第5期棋王戦は、1979年4月10日から1980年3月21日にかけて行われた将棋のタイトル戦です。この棋王戦では、中原誠名人が米長邦雄棋王に挑戦し、激戦の末、3勝1敗で勝利を収め、自身初となる棋王位を獲得しました。

五番勝負の結果

第5期棋王戦五番勝負は、中原誠名人の圧倒的な強さが際立つ結果となりました。米長邦雄棋王も意地を見せましたが、中原名人の勢いを止めることはできませんでした。以下に五番勝負の結果を示します。

第1局: 中原勝ち
第2局: 中原勝ち
第3局: 米長勝ち
第4局: 中原勝ち

挑戦者決定トーナメント

棋王戦では、挑戦者を決定するためのトーナメントが開催されます。このトーナメントを勝ち抜いた棋士が、現棋王への挑戦権を得ることができます。第5期棋王戦の挑戦者決定トーナメントは、実力伯仲の棋士たちが鎬を削る、見応えのあるものでした。

勝者組:

敗者復活戦:

第6回名棋戦：谷川浩司が優勝

第6回名棋戦は、1978年11月13日から1979年11月13日にかけて行われた、棋王戦の予選を兼ねた棋戦です。B級2組以下の棋士に参加資格が与えられ、上位8名が第5期棋王戦への出場権を獲得します。この第6回名棋戦では、当時五段だった谷川浩司が並み居る強豪を破り、見事優勝を果たしました。

トーナメント:

参考文献

田辺忠幸『将棋 八大棋戦秘話』河出書房新社、2006年。ISBN 4-309-26870-6。

外部リンク

棋王戦：日本将棋連盟
名棋戦：日本将棋連盟
* 将棋年鑑


第5期棋王戦は、中原誠名人が新たなタイトルを獲得し、その後の将棋界に大きな影響を与える出来事となりました。また、予選である名棋戦で若手の谷川浩司が優勝したことも、今後の将棋界の世代交代を予感させるものでした。

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