第51回全米映画批評家協会賞

第51回全米映画批評家協会賞は、2016年に公開された映画を対象とし、2017年1月7日に受賞結果が発表されました。この賞は、アメリカの映画批評家によって構成される全米映画批評家協会によって選出され、映画芸術における卓越した成果を称えるものです。

主要な受賞結果

作品賞:
1位: 『ムーンライト』(バリー・ジェンキンス監督) (54票)
2位: 『マンチェスター・バイ・ザ・シー』(ケネス・ロナーガン監督) (39票)
3位: 『ラ・ラ・ランド』(デミアン・チャゼル監督) (31票)

監督賞:
1位: バリー・ジェンキンス - 『ムーンライト』 (53票)
2位: デミアン・チャゼル - 『ラ・ラ・ランド』 (37票)
3位: ケネス・ロナーガン - 『マンチェスター・バイ・ザ・シー』 (23票)

主演男優賞:
1位: ケイシー・アフレック - 『マンチェスター・バイ・ザ・シー』 (65票)
2位: デンゼル・ワシントン - 『フェンス』 (21票)
3位: アダム・ドライヴァー - 『パターソン』 (20票)

主演女優賞:
1位: イザベル・ユペール - 『エル ELLE』、『未来よ こんにちは』 (57票)
2位: アネット・ベニング - 『20センチュリー・ウーマン』 (30票)
3位: サンドラ・フラー - 『ありがとう、トニ・エルドマン』 (22票)

助演男優賞:
1位: マハーシャラ・アリ - 『ムーンライト』 (72票)
2位: ジェフ・ブリッジス - 『最後の追跡』 (18票)
2位: マイケル・シャノン - 『ノクターナル・アニマルズ』 (14票)

助演女優賞:
1位: ミシェル・ウィリアムズ - 『マンチェスター・バイ・ザ・シー』 (58票)
2位: リリー・グラッドストーン - 『ライフ・ゴーズ・オン 彼女たちの選択』 (45票)
3位: ナオミ・ハリス - 『ムーンライト』 (25票)

脚本賞:
1位: ケネス・ロナーガン - 『マンチェスター・バイ・ザ・シー』 (61票)
2位: バリー・ジェンキンス - 『ムーンライト』 (39票)
3位: テイラー・シェリダン - 『最後の追跡』 (16票)

撮影賞:
1位: ジェームズ・ラクストン - 『ムーンライト』 (52票)
2位: リヌス・サンドグレン - 『ラ・ラ・ランド』 (27票)
3位: ロドリゴ・プリエト - 『沈黙 -サイレンス-』 (23票)

外国語映画賞:
1位: 『ありがとう、トニ・エルドマン』 (ドイツ) (52票)
2位: 『お嬢さん』 (韓国) (26票)
3位: 『エル ELLE』 (フランス) (19票)
3位: 『未来よ こんにちは』 (フランス) (19票)

ノンフィクション映画賞:
1位: 『O.J.: Made in America』 (64票)
2位: 『私はあなたのニグロではない』 (36票)
3位: 『13th -憲法修正第13条-』 (20票)

映画遺産賞:
Kino Lorber’s five-disc collection “Pioneers of African-American Cinema”

特別表彰:
クリスティ・プイウ - 『シエラネバダ』“Sieranevada”

『ムーンライト』は作品賞、監督賞、撮影賞の主要3部門を制覇し、その年の映画界で最も評価された作品の一つとなりました。また、『マンチェスター・バイ・ザ・シー』も主演男優賞と脚本賞を受賞し、高い評価を得ました。

この年の全米映画批評家協会賞は、多様なテーマや表現方法を持つ作品が評価されたことが特徴です。社会的な問題を取り扱ったドキュメンタリー映画や、国際的な作品も多く受賞しており、映画芸術の幅広さを示しました。

もう一度検索