第53回スーパーボウル(Super Bowl LIII)の概要
第53回
スーパーボウルは、
2019年2月3日に
ジョージア州アトランタの
メルセデス・ベンツ・スタジアムで行われました。この試合では、
NFLの2018年シーズンチャンピオンを決定するために、AFC代表の
ニューイングランド・ペイトリオッツとNFC代表の
ロサンゼルス・ラムズが対戦しました。結果は、ペイトリオッツが13対3で勝利し、
ジュリアン・エデルマンがMVPに選ばれました。
開催地選定と背景
スーパーボウルの開催地は、2015年3月に発表され、最終的に
メルセデス・ベンツ・スタジアムが選ばれました。
アトランタで
スーパーボウルが開催されるのは、第34回大会以来19年ぶりで、同スタジアムでの開催は初めてでした。この大会の注目ポイントは、両チームが従来のパフォーマンスを引き継ぎ、特にペイトリオッツとラムズの過去の対戦における歴史的なつながりがありました。
参加チームの紹介
ロサンゼルス・ラムズは、17年ぶりに出場し、過去の名選手たちの記憶を呼び起こしました。一方の
ニューイングランド・ペイトリオッツは、3年連続で
スーパーボウルに出場し、合計11回目の登場を果たしました。両チームの対戦は、第36回
スーパーボウル以来17年ぶりで、注目を集めました。ペイトリオッツが勝利すれば、6度目の制覇となり、ラムズには19年ぶりのチャンスがありました。
ラムズは、2017年からヘッドコーチの
ショーン・マクベイの指導のもと、劇的に成績を向上させました。特にQB
ジャレッド・ゴフは成長し、11勝を収めたシーズンを経て、2018年も強力なオフェンスを展開しました。この年のラムズのオフェンスは、523得点と6738獲得ヤードを記録し、いずれもリーグ内でのトップパフォーマンスを示しました。ラムズのディフェンスは、
アーロン・ドナルドを中心に強固なプレーを維持しました。
ペイトリオッツは、
ビル・ベリチックヘッドコーチの下、11勝5敗でレギュラーシーズンを終え、
AFC東地区優勝を果たしました。彼らは得点面においても高い成績を収め、特に41歳のQB
トム・ブレイディがその中心となりました。ブレイディは4355ヤードのパスを投げ、29タッチダウンを記録しました。彼の活躍はチームの成功に不可欠でした。
エンターテイメントと試合の進行
試合前には、
アトランタ出身のアーティストが国歌を歌い、空軍の飛行機によるフライオーバーが行われました。ハーフタイムショーには、
マルーン5やトラビス・スコットが登場し、観客を盛り上げました。
試合内容
試合は開始早々から互いに攻撃が停滞し、両チームあわせて前半は非常にロースコアとなりました。ペイトリオッツはフィールドゴールを決め3点をリードしましたが、ラムズもそれに応えず、3対3の同点に追いつくことになります。
第4クォーターでは、ペイトリオッツがタッチダウンを取り、得点を増やしましたが、ラムズは反撃に出たものの、インターセプトを喫しました。試合時間が残る中、ペイトリオッツは自らのリードを保持し、フィールドゴールで追加点をあげました。
試合は最終的にペイトリオッツの勝利となり、エデルマンがMVPに選ばれました。この大会は、
スーパーボウル史上最少得点となる記録を残し、特に両チームの合計16点や、ラムズの3点が過去最少になったことは印象的でした。記録や成績の面でも、今回の
スーパーボウルは非常に記憶に残るものとなりました。