第59回
日本レコード大賞は、
2017年12月30日に
新国立劇場で開催された音楽の祭典です。この年の受賞者発表は、11月16日に行われ、その後発表音楽会が
TBSテレビ・
TBSラジオを通じて全国に中継されました。
大賞受賞
この年の大賞に輝いたのは、女性アイドルグループ・
乃木坂46の「インフルエンサー」です。
乃木坂46の受賞は、彼女たちにとって初の快挙であり、女性アーティストの勝利としては前回の第58回での
西野カナに続くもので、2年連続の受賞という結果となりました。また、レコードレーベルのSME(ソニー・ミュージックエンタテインメント)も、同じく2年連続の名誉を得ました。
最優秀新人賞
最優秀新人賞には、
ハロー!プロジェクトに所属する「
つばきファクトリー」が選ばれました。彼女たちの受賞は、
2015年の第57回での
こぶしファクトリー以来、2年ぶりとなります。大賞も新人賞も女性アイドルグループによる受賞は、第53回での
AKB48と
フェアリーズ以来、6年ぶりです。
発表音楽会の模様
発表音楽会の中では、特別賞を受賞した
阿久悠を敬って、過去に大賞を受賞した
ピンク・レディーが出演しました。彼女たちは、「ペッパー警部」、「ウォンテッド (指名手配)」、「UFO」の3曲をメドレーで披露し、観客を魅了しました。さらに、最優秀新人賞の授賞式では都倉俊一が特別指揮を務め、華やかな進行がなされました。
視聴率と放送詳細
第2部は19:00から22:00の間放送され、平均視聴率は14.4%でした。これは前回よりも0.1ポイント減少したものの依然として高い数字です。司会者として
安住紳一郎と
天海祐希が出演し、進行アナウンサーには江藤愛や古谷有美らが名を連ねました。また、ラジオ中継では駒田健吾が司会を務めました。
ラジオ・テレビ放送
その模様は、テレビで18:30から22:00にわたり放送され、JRN系列ネットを通じてラジオでも同様に中継されました。特に、
TBSラジオが製作局となり、全国に情報が伝達されました。
受賞作品一覧
大賞となった「インフルエンサー」の他にも、受賞曲やアーティストとしては、
西野カナの「手をつなぐ理由」や
AKB48の「
願いごとの持ち腐れ」、さらにAIの「キラキラ feat.カンナ」がノミネートされました。最優秀アルバム賞にはSuchmosの「THE KIDS」が選ばれるなど、さまざまな音楽が称賛されました。
特別賞と顕彰
特別賞には、音楽界に多大なる貢献をした
阿久悠や
安室奈美恵、
和田アキ子らが名を連ねました。また、特別顕彰や功労賞、特別功労賞が授与され、多くのアーティストがその業績を讃えられました。
まとめ
第59回
日本レコード大賞は、女性アーティストの活躍が際立った年であり、
乃木坂46の受賞を通じて音楽界の新たな可能性を示す結果となりました。発表音楽会は、受賞者が多様なパフォーマンスを披露し、視聴者に感動を与える素晴らしいイベントでした。