第6回ゴールデングローブ賞
第6回ゴールデングローブ賞は、1948年に製作・公開された映画作品を対象とし、その年の映画芸術における顕著な功績を称える授賞式です。この式典は1949年3月16日に執り行われました。
主要部門の受賞結果
作品賞
最も権威ある作品賞には、同年に公開された優れた二本の映画が並んで選ばれました。栄えある作品賞に輝いたのは以下の二作品です。
『ジョニー・ベリンダ』
『黄金』
監督賞
作品全体の統括を行った優れた監督に贈られる監督賞は、『黄金』を手がけた
ジョン・ヒューストンが受賞しました。
男優賞
主演男優として最も優れた演技を見せた俳優に贈られる男優賞は、『ハムレット』に出演した
ローレンス・オリヴィエに授与されました。
女優賞
主演女優として傑出した演技を披露した女優に贈られる女優賞は、『ジョニー・ベリンダ』に出演した
ジェーン・ワイマンが受賞しました。
その他の受賞結果
助演男優賞
助演男優賞は、『黄金』に出演した
ウォルター・ヒューストンが受賞しました。
助演女優賞
助演女優賞は、『ママの想い出』に出演した
エレン・コービイが受賞しました。
脚本賞
オリジナリティあふれる優れた脚本に贈られる脚本賞は、『
山河遥かなり』を執筆した
リチャード・シュヴァイザーに授与されました。
音楽賞
映画音楽における優れた業績を称える音楽賞は、『赤い靴』の楽曲を手がけた
ブライアン・イースデイルが受賞しました。
撮影賞
美しい映像表現や革新的な撮影技術に贈られる撮影賞は、『真珠』の撮影を担当した
ガブリエル・フィゲロアが受賞しました。
特別子役賞
特に将来を期待される子役の演技に贈られる特別子役賞は、『
山河遥かなり』に出演した
イワン・ヤンドルが受賞しました。
国際賞
国際的な理解や友好に貢献した作品に贈られる国際賞は、『
山河遥かなり』が受賞しました。この作品は、脚本賞、特別子役賞と合わせて三冠を達成しました。
第6回ゴールデングローブ賞は、このように多岐にわたる部門で1948年の映画界における優れた功績を表彰し、その年の映画芸術の豊かさを示す結果となりました。特に『黄金』と『ジョニー・ベリンダ』が作品賞を分かち合ったこと、そして『
山河遥かなり』が複数部門で受賞したことが特徴的です。各賞の受賞者・受賞作品は以下の通りです。
作品賞(タイ):『ジョニー・ベリンダ』、『黄金』
男優賞:
ローレンス・オリヴィエ - 『ハムレット』
女優賞:
ジェーン・ワイマン - 『ジョニー・ベリンダ』
助演男優賞:
ウォルター・ヒューストン - 『黄金』
助演女優賞:エレン・コービイ - 『ママの想い出』
監督賞:
ジョン・ヒューストン - 『黄金』
脚本賞:『
山河遥かなり』 -
リチャード・シュヴァイザー
音楽賞:『赤い靴』 -
ブライアン・イースデイル
撮影賞:『真珠』 - ガブリエル・フィゲロア
特別子役賞:イワン・ヤンドル - 『
山河遥かなり』
*
国際賞:『
山河遥かなり』
これらの受賞は、1948年の映画製作において傑出した才能と作品が多く存在したことを示しています。